19XX年2月17日に彼は産声をあげた。
幼少のころはとても聡明な少年で周りからは神童と騒がれていたものだ。
思春期を迎えたころになると、すでにその大衆を魅了する自身の能力を最大限に生かし、着々と人脈をそろえ、確固たる地位を築く土台固めが始まっていた。
青年期にはすでに出来上がった、自身を中心とするコミュニティにて絶対的な権力をもってして、彼の元に集まった民衆に自愛と威圧を余すことなく与えていた。
そして今日この日に至るまで、彼に対する惜しみない賛辞・賞賛・誹謗・侮蔑を目にしない、耳に届かない日は無かった。
しかし、今日はめでたき彼の生誕祭。
彼の親への感謝も含め、ただ、ただ祝おうと思う。
誕生日おめでとう金正…、小松。
でも、ちゃんと調べたら、2/16だった。