初婚継母になって、継子育ての悩みにぶち当たった時、
その悩みを話せる人が正直いなかった訳ではない。
夫もいるし、姑もいたし、
うちの事情を知っているママ友もいた。
けれど、その複雑な心境を話しても、共感は得られず、
逆に、継子を悪く思うなんて、とムカつかれたり、(夫)
細かすぎる、もっと見守って!とたしなめられたり(姑)
だって自分が選んだ人生なんでしょ?と言われたり(ママ友)
バッサリ返り討ちにあってしまい、
余計に傷つき、相談しなきゃ良かったな、とさえ思う。
ただ、その気持ちを消化しないと生きていけないから、
ネットでくずくずと綴る訳なのですが・・・
でも、よく考えたら、なかなかその立場でない人から、
共感なんて得られる訳ないのだ。
(みんなそもそも悪気があって言っているわけではない)
私自身、初婚継母の立場以外の事はほぼ何も知らないから、
実際共感してあげる事は難しいな、と思う。
(ステファの実親の立場、姑の立場、ママ友の立場)
だから、返り討ちにあった、だなんて傷ついていないで、
相手はただ初婚継母の事を知らないだけだから、
その時にきちんと冷静に初婚継母の事を伝えれば良かったのだけど。
ただ、その時は、いきなり環境が変わったので、
そこに慣れるのにまず必死で、
自分の気持ちを冷静に話す事はとても難しかった。
(いろんな事がありすぎて、整理できていない感じ)
今もこうやってネットでいくら綴った所で、
ステップファミリーの問題は継母だけの問題じゃないから、
解決なんかしない。
でも昔は綴る事で、自分の気持ちが落ち着くから、
また頑張れると思っていた。
けれど、それは結局、問題を先送りにしているにすぎない。
やっぱり家族で話し合わないと解決しない。
話し合ったって解決する確率は低いだろうが、
少なくとも私がどう考えているのかは分かってもらえるはず。
継子がだんだん大きくなるにつれてそれを実感した。
書いても書いても追いつかない感じ。
そして書けば書くほどネガティブな思考になった。
そういうのにある日気がついて、
継母ブログを書く事を止めた。
そして、別に書かなくなっても、
ストレス溜まるわけじゃないのだなと気づいた。
書いても書かなくても、結局変わらなかった。
ただ、その分、家族に直接私の想いを伝える事は増えた。
(ネットで吐き出さなくなった分)
でも、整理されていない気持ちをそのまま伝えようとするので、
やっぱり冷静には伝えられなくて。
どうしても感情剥き出しに伝えてしまう事が多くなってしまい、
家族(特に夫)には理解してもらえなかった。
(感情でぶつかられると、いくら正論でも聞く気がなくなるらしく)
頭の中の整理や気持ちの整理をするために、
今年の夏から、また4年ぶりにブログを書きはじめました。
私は考えるのが好きなのでたくさん書きます。
書いてから、自分の考えは間違っていたな、と気づいて、
そのままお蔵入りになるのもあります。
分からない時は、思い切って公開して、
反応を見たり・・・
自分の意見が世の中のすべてではないとは思っているけれど、
ネガティブになっていると、そういう事も気づきにくいので、
一旦ブログに書いて、それを第三者的に見たり、
実際に見てもらったり。
そういういろんな事を繰り返して、
余計な感情を振るい落として、
それからようやく家族にシンプルな想いを伝える。
ネガティブに考えているうちに、
余計な感情までくっつけてしまっている場合が多い。
私にとってブログは、
家族へのプレゼン前の下準備みたいなものです。
ブログを書いて共感を得る事も大切かもしれないが、
(精神的に救われる意味で)
共感を得て安心しているだけでは、
ただの自己満足にすぎない。
自己満足のためにブログを書いているのではない。
自分の人生を何とかしたいと思うから、
こうやってブログを書いている。
苦労するために結婚したのではない事を、
改めてまた思い出す。
@kotorinosubako
継母業以外の日常は主にこちらでつぶやいています(毒吐き注意)
ポチっとしていただけますと、はげみになります。