FX必勝法?「ポンド君と私」 -2ページ目

利益のコントロール

今回は、一番大事な事を書きますので熟読して下さい。
FXで絶対にやってはいけない事です。

それは、利益のコントロールです。
絶対に無理です。
コントロールは出来ません。

利益は、自分で決められません。
相場が決める事です。

では、損失のコントロールはどうでしょうか?
実は、可能です。
どうやって損失をコントロールするのか、わかりますよね?(笑)

そう、損切りです。

意味がわからないと思った方は、かなり勉強不足です。
それをわからずにトレードしているのなら、非常に危険です。
↑参考
マネジメント(Management)
損切り貧乏

相場で唯一、自分でコントロール可能なのが損失です。
その手段が損切りなのです。


重要なので覚えといて下さいね。


私がなぜ、いつも損失ありきで考えろと言ってるかわかりますか?
相場次第でコントロール不可能な利益を、コントロールしようとして
利益ありきでポジションを建てるから資金管理が出来なくなるのです。

利益は途中で強制決済されませんが、
損失は残りの証拠金に応じて、強制決済が入ります。
なので損失はどこかで確定しないと次のトレードが出来なくなります。

最大利益は相場次第で決まり、
最大損失は自分次第で決まります。

利益は相場次第というのは、
相場がこれ以上は上がらないとなったら、
そこまでしか利益は取れませんし、
自分がもっと利益が欲しいと願っても実現不可能です。
それ以上は上がらないのですからね。

相場次第で利益は変わってしまうのです。
間違っても、利益(相場)をコントロールしようなどと考えてはいけません。
相場から手痛い報復を受けますよ(笑)
↑参考 ためになる話 part2


勝率50% リスク・リワード 1:2(損失5万円:利益10万円)
賭け金は固定、100回トレードした場合の期待値

50×10万円-50×5万円=250万円
1トレード当たりの期待値 2.5万円

以上のようなシステムがあったとします。

上記、勝率50%で損益率2.0だとバルサラの破産確率は0.9%
1%以下が健全と言われてますので大丈夫そう。
資金量100万円に対して、1回のトレードで5%(5万円)の損切り設定。
20回連続で負けたら資金がなくなる。
20回連続で負ける確率0.0001%

連続で負けても最低20回トレードできるのが損切り5%という数字。
20連敗の確率は0.0001%と小さい。
そんな理由で1~5%以下が
1回のトレードの損失許容額(最大損切り額)になってます。
実際には1%以下を推奨します。(100連敗しても良いように…)

上記のようにある程度勝率と損益率がはっきりしていれば、
そのシステムでは、許容損失を決めて計算すると、
どのぐらいの利益が上げられそうかの期待値は算出できる。
例えば、損切り額を1%から2%に引き上げて
許容損失を増やせるのであれば
その枚数を上げた時の利益の期待値も予測はできる。

但し、枚数を2倍に上げたら2倍儲かるという単純な話ではありませんよ。
枚数を上げれば、トレードの難易度が高くなります。
↑参考 ハイレバレッジの正しい認識

つまり利益は最初から狙うものではなく、
許容損失が決定した時に出てくる、予想される金額(期待値)でしかなく
トレード回数なども相場状況により増減します。
相場次第でどうにでもなり、コントロールは不可能なのです。

ですから、いくら欲しいからという理由で枚数を決める行為は
本来ならありえない話です。
予測のつかないものに枚数を投じている、矛盾した精神状態。
本当に一定のシステムで勝てるようになった上で、
初めて、ある程度の利益期待値の予測が立つのです。
↑参考 PIPSマネジメント

ルール破りの常習犯や感情トレードを繰り返す人は
利益ありきで枚数を決めます。
しかし、一定のシステムでないので、何pipsとれるかもわからない、
何の予測も立つはずがない利益に照準を合わせようとするから、
とてつもなく巨大なポジションになるのです。

いいですか?
利益(相場)をコントロールするのではなく、
損失だけをコントロールするのです。

過剰なトレード回数やハイレバレッジで無理矢理、
自分の欲しい金額に帳尻をあわせて
利益(相場)をコントロールしようと考えてはいけません。
自己都合を持ち込めば、必ず負けます。

負けるトレーダー=利益ありきの考え(相場をコントロールしようとする)
勝てるトレーダー=損失ありきの考え(相場をコントロールしようとしない)

それに気付かないと、絶対に勝てるようにはなりません。