FX必勝法?「ポンド君と私」 -4ページ目

聖杯とは

FXにおける【勝つ】という言葉の意味を
履き違えている人が多いですね。

FXで勝つ=全戦全勝=聖杯

以上のように勘違いしている人が多いですが、
完全に間違っています。

手法に聖杯を求める限り、勝てるようにはなりません。


世間一般に、FXで勝ち組と呼ばれる方々を
見れば一目瞭然です。

誰も全戦全勝の方などいません。

損小利大ならば、
勝率は、30~70%程度だったりします。

損大利小ならば、
勝率は、70~90%程度でしょう。

リスク・リワードと勝率の関係で
プラスの期待値が出るようになってるのです。

一時的に大金を手に入れる事が目的ならば
聖杯と呼ばれるものを信じて
異常に勝率の高い商材を購入すれば良いでしょう。

しかし、最後には一回の負けで
全てを失うでしょう。
手元には損失しか残りませんよ。

そういう、聖杯と呼ばれるものは
間違いなく、超損大利小の手法です。

2連敗すれば、まず助からないやり方です。
負ける事は必ずあります。
勝率100%というのは、ありえません。

聖杯の妄信者は、勝率の高さから気分が大きくなって
自分が負ける事がないと錯覚して、
どんどん取引枚数が大きくなり
負けた時に、一発退場もありえます。
↑参考
ためになる話 part1
ためになる話 part2


ちゃんとした、商材ならば勝率は70%程度で
20回連続で負けても破産しないようになっています。

FXにおいて【勝つ】というのは、
上手く負けを吸収しながら、
最終的にトータルで利益を残す事をいう。
↑参考 トレードをする目的

全戦全勝を狙う人は
必ず破産します。
勝率の高さから、自分の負けを認められなくなり
損切りができないからです。


一時的に稼ぐのが
トレードをする本来の目的ではないはずです。

最終的に利益を残す事がトレードする目的ならば
全戦全勝の聖杯など必要ありません。

負ける事は必ずある。
これが現実なんです。
勝率100%という夢みたいな自分の願望を
現実世界に持ち込んではいけませんよ。

仮に聖杯があったとしても
勝率100%だから、負けようがないというのも論外。
出口で利益が出てるだけで、含み損があるわけですから
それを継続して実行できるかどうかは別問題なのです。

勝率100%というのはプロ野球で打撃に例えるなら
500打数500安打 打率10割
を意味します。

こんな事を可能だとほざいていたら、頭がおかしいと思われますよ。
聖杯を求めるというのは、それと同じぐらい頭がおかしい行為なのです。


他の方のブログにて、聖杯についての考え方で
参考になる事を書いていたので紹介します。
やわらか投資道

【以下引用】
私たちが学ぶべきものは、
成功者のプロセスであって結果ではないと思う。
そして真の聖杯は、
他人の中にではなく自分自身の中にあるのだと思う。

私たち一人一人のプロセスにこそ聖杯あり!
【引用ここまで】


この言葉の意味を深く考えて下さいね。

他人による相場予想などの売買の答えには意味がなく、
どういう考えでそういう売買の答えに辿り着いたのか?
というのが重要なんです。

そして本当の聖杯は、自分で考え抜いた先にあるのですよ。
そのプロセスも含めての聖杯なのです。

自分で考えずに売買の答えを求めて、ブログを彷徨うのが
いかに無駄で無意味かわかりますよね?
本気で勝ちたいのなら、そういうのはいいかげんやめましょう。


手法そのものには聖杯はなく、その手法を考えるプロセスであったり
マインドセットそのものに聖杯に近いものが存在します。

手法だけに異常に執着したり、手法に勝率100%を求めたりする行為は
有害でしかなく、マインドマネジメントなきメソッド
筋力のないガリガリにやせ細った人が、重い大剣を振り回すようなもので
相当アンバランスな状態を意味します。

きっちりとした体づくり(マインドセット)を行い、
筋肉(マインドマネジメント)と防御の為に鎧(損切り)を身に付けて
その上で、攻撃の要である大剣(優れた手法)を扱わなければ、
その大剣(優れた手法)は豚に真珠、猫に小判で役に立ちません。

武器である大剣(優れた手法)が、どんなに豪華で業物でも
扱う人間が未熟では、
大剣(優れた手法)は棒切れ(しょぼい手法)にしかなりません。


手法というのは、正しいマインドセットを持っており、
マインドマネジメント・損切りを身に付けた人間が
利益の効率化を目指す為に追究するものなんです。

間違ったマインドセットを持っており、
マインドマネジメント・損切りが身に付いてない人間が
手法のみ追究しても、損失の肥大化を招くだけです。


参考
自覚を持つ事
最低限の事はする
マインドセット
相場解説について
FX商材を購入する前に