ブルータスと、大東京探検隊。 | インタラクリ

ブルータスと、大東京探検隊。

先週、出たブルータスの最新号


毎度おなじみ、世界が注目するクール・ジャパン特集。
(このテのものは、見つけると、必ず買ってしまう。。)


明け方のコンビニで、大友克洋のイラストの表紙を見た時、
一瞬、本人の作か、イミテーションか、わからなかった。
(さびしい。。)


新作の映画「蟲師 」のプロモーション用の別冊が挟み込んであり、
なんと、その別冊に、大友先生の「久しぶり」のマンガが
掲載されているのだが、、、申し訳ないが、さびしい仕上がりだった。



なぜか、その、ちょうど同じ日に、我が家の本棚の奥の奥から、
買ったきり全然読んでなかった、大友氏のマンガ本が、発掘された。

それが、この「SOS大東京探検隊 」である。
この週末に、これを読んで、大々後悔した。


SOS大東京探検隊/大友 克洋
¥1,223
Amazon.co.jp


なぜ、もっと早く読まなかったのか、、と。
この表題作と「RUN」は、出来れば発表年(1979年と80年)に
読みたかった。。。 


(「RUN」は、石井聰亙 の16ミリ映画「シャッフル」は知ってたのに、
 なぜか原作は、未見だった、)


メチャクチャ面白い。
メチャクチャ新鮮。


これほどのモノを、25年以上前に描いてしまったら、
もう、どうでもいい「受注マンガ」など、本気では描けないだろう。


「中途半端な出来になるくらいなら、徹底的に駄作にしなくては。」と、
天才系の人は、よく言うのだが、
ブルータスに載っているのは、まさに、そういう作品。



「SOS大東京探検隊」は、舞台を(80年代でなく)現在に移して、
最新の技術でアニメ映画 になっているそうだが、
これも、ぜひ見たいものである。


制作は「FREEDOM」と同じ、サンライズ・エモーションスタジオ。
大友氏が「スチームボーイ」の時に作ったスタジオである。