OTT ランキングスター‘信じて見る俳優’では足りない、キム・ナムギル | くまのブログ

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皆さま、あんにょん☺️
まだまだバンナムギルから抜け出せない私たちに、あちらからこちらから情報が来ますね。
アップアップニコニコ飛び出すハート 溺れそうです~w

久しぶりに真面目に全訳してみたい記事があったので取り組んでみました。
いつもながら、思い込み・勘違いあるかもしれません😅ご了承ください。


https://ottranking.com/post/207923 


[ランキングスター] '信じて見る俳優'では足りない、キム・ナムギル

ティービング「アイランド」の中の半人半妖「バン」役 キム・ナムギル

食い違う評価にもかかわらず“キム・ナムギルの熱演が光る”には異論はない

演技→社会的貢献活動 ‘善良な影響力’ 実践




写真=ティービング


史劇なら史劇、コメディならコメディ、ファンタジーも無理がない。いったい俳優キム・ナムギルの限界はどこまでだろうか?

神秘の島済州を背景に繰り広げられるファンタジーアクション「アイランド」で、キム・ナムギルは半分は人間、半分は妖怪である「バン」に扮し、世界を滅ぼそうとする悪に対抗して戦う過酷な運命を繊細な感情で描いた。作品は原作漫画を映像化する過程で特有のジャンル物的魅力を失ったという一部酷評を受けたりもしたが、多少惜しい脚色を俳優たちの完璧なビジュアルケミと熱演で挽回したということには異論がない。

原作漫画の中のバンが人間味というものは見つけられない無色無臭そのものだとしたら、ドラマの中のバンは強靭さの中に深い傷と後悔を抱く「とても人間的な」キャラクターだ。キム・ナムギルに会って再解釈されたバンは、数千年の間に多くの命を奪わった殺人魔であるにもかかわらず、寂しげな表情、切ない眼差しのため「そうせざるを得ない理由があるのだろう」という共感と理解を得るのに十分だった。今回の作品で初のファンタジーアクションに挑戦したキム・ナムギルは制作発表会当時「容易ではないジャンルだが、結局ファンタジーも俳優たちの演技を通じて感情を伝えるということで同じだと思った」とした自身の言葉をもう一度立証した。

17日、キム・ナムギルは所属事務所自体のコンテンツ「ギルクルー観察日記」を通じて「バンとして生き、それなりに一生懸命やったと思うが、アイランドは物足りなさと寂しさ、申し訳なさが残る作品のようだ。おそらく見る方もそんな気持ちで見守られたと思う。最後まで私たちの作品を愛してくださり感謝し次もよい環境でよい作品、よい演技でご挨拶する」とし、ほっとしつつも残念な感情を打ち明けた。原作ファンの間で脚色に対する物足りなさとバンの比重が減ったことに物足りなさの声が絶えずあることに対する共感と申し訳なさがにじみ出る終映所感だ。

物足りなさが残るという彼の謙虚さにもかかわらず、原作で取り上げられていないキャラクターの序詞まで直接満たしたキム・ナムギルの努力は国内を越えて全世界に伝えられた。<アイランド>はティービングと同時にグローバルOTTアマゾンプライムビデオを通じて海外ファンに会ったし、すべてのエピソードを公開した直後の去る12日香港、シンガポール、台湾、フィリピンなど4カ国1位をはじめ全世界26カ国でTOP 10チャートに入って眩しい有終の美を収めた。


写真=ティービング

1999年KBS2ドラマ<学校>を通じてデビューしたキム・ナムギルの名前を大衆に刻印させた作品は断然2009年放映されたMBC<善徳女王>だ。彼はこの作品で罠に陥って、恋慕した女性であり女王であるトンマン(イ・ヨウォン)に反乱を夢見て悲惨な最後を迎えた「ピダム」を善悪が共存する微妙な人物として描き出してドラマの大成功を導いた。全62部作の長きに渡る大作であるだけにドラマを最初から最後まで視聴した人は多くないが、神掛かった演技力で完成した劇中ビダムの死のシーンだけは忘れた人がいないほど。それまで端役と助演を行き来して10年以上演技一筋で来た(←ひとつの井戸を掘る)キム・ナムギルはこの作品で話題の中心に立つことになる。

翌年出演したSBS <悪い男>では復讐のために財閥家に潜入した'シム・ゴヌク'役を引き受けて本当の悪い男の魅力を存分に発散した。タイトルからわかるように、キム・ナムギルがまさに作品のアイデンティティでもあったこのドラマは当時ワールドカップによる放送休止と早期終映という変数を迎えた。やや残念なドラマの成績とは別に、キム・ナムギルは前作での大成功が決して偶然ではなかったことを立証し、「信じて見る俳優」の修飾語をしっかりと刻んだ。

軍服務で約2年の空白期を持ったキム・ナムギルは転役後、映画<海賊:海に行った山賊>(以下海賊)で演技変身に乗り出した。これまで主に重くて心の片隅にに傷を抱えた悲運の主人公を演じた彼だったのでファンたちの憂慮は当然のことだった。だが、キム・ナムギルはこの作品で「松岳山の狂った虎」と呼ばれる山賊の頭目「チャン・サジョン」役を演じ、図々しいが剛胆なキャラクターで映画の興行を導いた。<海賊>は大韓民国映画史上最大観客数を記録した<鳴梁(ミョンニャン)>と同時期に公開したにもかかわらず、860万を超える観客を劇場に呼び込み、彼の映画代表作となった。

2019年に放映されたSBS <熱血司祭>では、国情院対テロ特殊チーム出身の神父「キム・ヘイル」に分し、これまで見られなかった乱暴な司祭を誕生させ、国内視聴者たちに多少不慣れなジャンルだったブラックコメディのブームを起こした。その年SBS演技大賞は当然キム・ナムギルのものだった。

写真=各ドラマ、映画スチールカット

いつも忙しく行き来する様々な映画やドラマ撮影現場でキム・ナムギルは、時には重い雰囲気を存分に明るく引き上げたり、浮き上がり過ぎて散漫になった雰囲気を落ち着かせることもしながら、カメラの内外で作品の中心をとることで有名だ。彼と共に演じた俳優たちは口を揃えて彼を「大賞の品格にふさわしい俳優」と評価する。

以後、キム・ナムギルは2021年から2022年にかけて放映されたSBS <悪の心を読む者たち>でもう一度演技大賞トロフィーを胸に抱き、仲間たちの絶賛がやたらなものではないことを証明し、あまり慎重に作品を選択するため笑い声で回った「キム・ナムギルドラマ4年周期説」を破って活発な活動を繰り広げた。映画やドラマはもちろん芸能とドキュメンタリーナレーションまで領域を広げた彼に向けてファンたちは「見た目は色恋メロ、思考は教育放送、行動は子ども漫画、声はドキュメンタリー」という愛情こめた冗談を言う。

大衆から受けた愛を善い影響力で社会に還元したいというキム・ナムギルだ。これ見よがしの奉仕活動や寄付に対して否定的な彼だったが、やむを得ず撮影チームと共にした海外奉仕活動が期待より大きな社会的関心につながると考えが変わったと。その後、彼は公益活動と文化芸術コンテンツを創作する才能寄付、各種奉仕活動、及び寄付を通じて分かち合いの価値を実践する文化芸術NGOギルストーリーを設立し、多様な文化芸術キャンペーンを通じて社会貢献活動に先頭に立ち、言行一致を実践中だ。俳優としてのキム・ナムギルと同じくらい人間キム・ナムギルの歩みにも注目が行く理由だ。

輝く演技で「信じて見る俳優」になったキム・ナムギルは、コメディーと芸能で見せてれた気さくな魅力で「信じて楽しむ俳優」、ドキュメンタリーの深みのある話を淡々と聞かせて「信じて聞く俳優」まで繋げた。善い影響力を自ら伝播しつつ、「信じて従う俳優」にも無理がないので、もう彼にふさわしい修飾語は「信じる俳優」でも十分になった。


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アン・ヒョンジョン記者さま

ギルさんの歩みをまとめた、嬉しくなるような記事をありがとうございました。