ああ〜 またこんな事件が・・・
ここのところ、隔週ぐらいで類似の事件が起きているのではないか?
犯人は多くの場合、未来に希望を失い、死刑になりたいと願う比較的若い男性のようだ。
若くて健康であれば、何かできることがあるはず。希望を失うなんてもったいないと思うよ。
犯人は長崎出身の荒木さんという28歳の男性だそうで、その属性を聞いて私は遠い学生時代を思い出した。
大学時代のサークルの先輩に、荒木さん(本名)という長崎出身の男性がいた。
この荒木さんは、私のことが特別気に入らなかったようで、他の部員がいる前でよく私のことを批判していた。
この人の特徴は、例えば少人数で活動をしている時や他大学交流の時には特に私に不親切ということはないのだが、他の部員がいる前ではなぜか俄然元気になって、私いじめを大声で展開するのだった。
こういう人の心理は全く理解できなかったが、今考えるに恐らく、
一対一で批判する勇気はないが、同じ考えを持った同輩が一緒に賛同してくれそうな時には俄然強くなる
ということなのだろう。
ああ〜、なんという臆病者。でも言ってはなんだけど、そういう人間は、特に男性には多いような気がする。
女性でもそんな人はいるけど、影でコソコソは言っても、他の人がいる前で大声で特定の人間を批判するところまではいかないのでは。
それにしても、酒の席で顔を真っ赤にして、私を批判する荒木さんの必死な顔! 今でもよく覚えている。彼が
おまえは XXX で XXX だっただろう!
と私を貶める例をひとしきり叫んだところで、私が「・・・ それで?」 ときょとんとして訪ねたら、席がし〜〜〜〜んとしてしまった。
おまえはXXXでXXXだったから、これからはもっとこうしなさい、とか言うんならわかるけど、過去の他人の行状を人前であげつらってどうすんの? って私は今でもさっぱりわからない。
・・・ まあ、まあ、いいじゃないか。このサークルの中で、さよこほど活動している部員はいないんだから。
そういう意味では、俺たちの中で彼女を批判できる部員はいないよ。
と、他の先輩が言ってくれたので、それ以降荒木さんの公における攻撃はなくなったが、陰で私の悪口を言いふらすことだけは熱心に続けていたようだ。
全く関係ない弟の同級生からその話を聞いたこともあるくらいだから、荒木さんがどれほど一生懸命に工作活動をしていたかがわかる。
それにしても
荒木さんはいったいどうして、そこまで私に固執していたのだろう。さよこのことが実は好きだった? ってことはない。私は彼の好きなタイプの女性ではなかった。
今思うには、
自分が培ってきた規範にそぐわない行動をする人間を、なんとしてでもやっつけたい
という強い信念だったのではないだろうか。
異教徒や外国人排斥とかも根本にはそういう考えがあるのではないかと思う。
かくして
今回の焼肉店立てこもりの犯人の、長崎県出身の荒木さんなんだけど、どうやら出身地は先輩と同じらしく、年齢的に私の先輩の息子でもおかしくない。長崎に荒木さんという人はたくさんいるだろうけど、焼肉好きというのがなんかイメージ合う。
犯人自身は周囲の人に対して、「親はいない」と話していたらしいけど・・・。
私はこの荒木さんに言いたい。
他人の期待に沿う人生を送らなくてもいいんだよ。
人生の意味なんて実は誰にもないんだよ。
好きなように好きなことを追求して生きればいいんだよ。
そして他人が自分の思うように生きなくても、その人の人生も自由なんだから、それをあなたが思い悩む必要はないんだよ。
思い切り焼肉を食べなはれ。
酒も飲みなはれ。
お父さん(先輩の荒木さん)の言うことなんて、「それで?」で黙らせなはれ。
でもなあ・・・ 寛容さの少ない社会では ・・・ これからも類似の事件は起きるような気がする。
みんな、もっと焼肉を食べようよ!(オチなし)
(今日のスウェーデン写真)
近所の湖が凍った! その上をクロスカントリースキーで行き交う人々 ↓
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