ああ・・・ やっとか・・・
男性を結婚詐欺のような方法で騙して大金を巻き上げ、それをホストクラブでの散財に使っていた「頂き女子・りりちゃん」
彼女が自分の磨き抜かれた詐欺手法をマニュアルとして販売し、その結果、御用となったのは納得である。
しかし、今回はそのりりちゃんから詐取した金銭を受け取った容疑で、彼女が入れ込んでいたホストまで逮捕された。
これはちょっと新しい展開なのではないか。
私は以前から変だなと思っていた。
日本が延々と続くデフレに嵌るようになって以降、やたら巷にキャバクラとかホストクラブが増えたような気がする。
ああいう疑似恋愛をして客に金銭をねだるタイプの商売は、こっちではとんと見かけない。
もちろん、S◎Xを売っている男女は、スウェーデンにだっている。そういう商売は世界中、どこにでもあるはずだ。
だけど、日本のキャバクラやホストクラブみたいな、客との関係性を作ることによって結果お金を引き出すという商売は見当たらないのである。
私は今回の事件で、ホストと彼が勤めるホストクラブの責任者が逮捕されたのは、喜ばしいことだと思う。
キャバクラでもホストクラブでも、お客を楽しい気分にさせてお酒を楽しんでもらい、その対価を受け取るというのは全然ありだ。でも、この頂き女子りりちゃんのように、ホストから普通の女性ではありえない大金を必要とされ、その結果犯罪に手を染めることになるなら言語道断だ。聞くところによると、ホストに貢ぐため、歌舞伎町の路上で売春をする女の子が、最近は大量にいるそうだ。
こういうのって、やっぱりホストクラブの制度から取り締まらないといけないんじゃないの?
あこぎな手を使って金儲けするホストもホストだけど、
そんな輩にどっぷり依存してしまう女性も女性だ。こういう女性の背景には、恋愛依存の他にも何か精神的な問題が隠れているのではないかという気もする。
この逮捕をきっかけに、これからどんどん悪徳ホストを取り締まる方向にいくといいな。
それと同時に、女子の育て方にも気をつけないといけないなと思う。何か拠り所がないと自分が生きている気がしない、なんて依存心が強い子に育たないように、自尊心を持つように育てなくては。
でも、日本ではなにかと「(誰か)に頼る」という言葉がよく使われる。
そのニュアンスは、その(誰か)をリスペクトする、なんだろうと思うけれど、この言葉をスウェーデン語に訳すときには、一瞬はて?となる。
そのまま訳してしまうと、きっと言われた方は「止めてよー、勝手に責任を押し付けないで!」と感じるんじゃないかと思う。
お互いに頼り頼られ、をモットーとする日本人的な感覚は、こちらではご法度で、そのせいか「人間関係に訴えかける」ホストクラブ的商売が流行らないのではないかと思う。
それに、イケメンホストとか言われている男も、こちらのそのへんにいる美少年に比べたら「プッ・・・ それで自分イケメンだと思ってんの?」・・・ おっと! もう止めておこう。
とにかく、女性を食い物にする商売は、どんどん摘発してほしいなあ!! 男性を食い物にする女もね!!!
(今日のスウェーデン写真)
島から島への渡し船・・・ 秋も深まり、もう冬。物悲しいね。