捕まえて4 | お気楽ごくらく日記

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白泉社の花とゆめ誌上において連載されている『スキップ・ビート』にハマったアラフォー女が、思いつくままに駄文を書き綴っています。

ここから、会話は英語ONLYです。会話は『』で表します。


謎の女に連れて行かれる際、蓮はキョーコに今いる場所から動かない様に伝えた。


五分程、歩いた所で女は歩みを止め、『案内してっていうのは嘘よ。』と言いながらサングラスとウィッグを外して、蓮と向かい合った。


目を大きく見開いた蓮は、『ミランダなのか?』と訊くと、


『お久し振りね、クオン』


『どうしてここに・・・』


『仕事のため1週間前からこっちに来てるの。昨日、偶然あなたの撮影現場を見かけて・・・・』


淡々と話すミランダの真意がわからず、蓮は黙ったまま彼女を見ていた。


ミランダは、『あなたは、ずいぶんと変わったわ・・・あんな優しい顔初めて見た・・・・』


『ねぇ、クオン。私たち今からでもやり直せないかしら?』



『ゴメン。それはできない。彼女を愛してるんだ。』


『・・・そう・・・本気になれる相手ができたのね。・・・来る者拒まず、去る者追わずのあなたに安心していたのに!!他の女と付き合ってても長続きしない、あなたに安心してたのに!!所詮、彼女たちも私と同じ穴のムジナなんだって思ってたのに!!』ミランダは、ヒステリックに叫んだ。


『それに関しては、ごめん』と蓮は頭を下げ、『謝って済む問題じゃないけど、本当にゴメン。事務所のボスにも言われたよ。”お前は、何人もの女と付き合ってはいたが、そのどれもが本気の恋じゃない”って。俺は、君を含めて付き合って来た彼女達をそれぞれ大切にしてきたつもりだった。けど、それは間違いだったんだって今なら分かるよ』



『どうして?あんな地味で色気のない娘なんかより私の方がずっと綺麗なのに。それに、体の相性だって・・・・・』


バシッ!とミランダの頬を平手打ちすると、蓮は射殺す様な目で睨み付け

彼女を侮辱するな!!彼女を貶める人間は、女性でも赦さない!!』と吐き捨て、背中を向け、キョーコの下に向かおうとしたのだが、


『彼女、無事だといいわね。ここにリチャードも来てるの。この意味、あなたならわ・・・』


ミランダの言葉を聞き終わる前に、険しい表情になった蓮は脇目もふらず駈け出したのだった。


《続く》ミランダは2流のモデルで、自分の容姿に自信を持ってる設定です。