病気になる前は、「人生なんとかなる」と根拠のない楽観主義者でした。


大人になってもゲームに夢中だったり、友達と思い付きでいろんな所をドライブしたり。別にそれが悪い事だとは思いません。

ただ、そんな日がいつまでも続くという甘い(?)考えが頭にありました。


どこにでもいる普通の人。何かをやり遂げたい、でも、明確な目標はない。そんな中に自分もいた気がします。

正直、病気や大事な試験、交通事故などに関して、人はどこかで「自分だけは大丈夫」と思って生きてきました。

私はそう思っていました。どこかで他人事のように考えていた感じがします。



そんな中クローン病になりました。私は「自分もそんな難病になる事があるんだ」と感じました。確かに、クローン病はすぐに亡くなるような病気ではありません。


しかし、だからこそ自分に残された人生に真剣に向き合わなくてはならないと強烈に思いました。



昔、地球滅亡までを描いた映画が流行りましたが、あれと似たような感じでした。

もし、自分の寿命が分かればその人の毎日の行動は変わると思います。



私は自分の人生を後悔したくないです。



まず、身近な事を大切にしたいと感じました。

また、生きているうちにできるだけの恩を両親に返したいです。

私自身も幸せになりたいですが、やはり家族あっての自分ではないかと思うのです。

もしかしたら、もう永く家族と触れ合う事はできないかもしれない。



もっと「ありがとう」を言おう。感謝の気持ちを伝えよう。一日一日を大切にしようと感じました。



それからは「僕は幸せだよ」と言う機会が多くなりました。

文字通り触れ合う機会を作るために、朝起きた時は家族とハグする事もありました(笑)。


最近は、特に祖母と仲良くしてます。

去年の夏は祖母を誘ってそうめん流しに行きました。


3回も。



人生はなんとかなります。ただ、大切な事に気付くのは早い方がいい。



最近、ブログを通して思った事は、自分の想いを伝える事が重要だということ。


同じ境遇の人も出会えるし、何より宣言した以上自分を追い込む事になります。


あまり精神的に追い込まれるのは良くないのかもしれませんが、他人に宣言するという行為はそれだけ自分を奮い立たせます。



身近な事から始めましょう。


貴方なら、何を始めますか?






人気ブログランキングへ

にほんブログ村 病気ブログ クローン病へ
にほんブログ村