先々週の金曜日からのお話です。



実はテージー、8月に私が韓国から帰国して以来、


テ「9月か10月には絶対有給取って日本へ会いに行くから!!」

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テ「10月か11月には絶対絶対有給取って、日本へ会いに行くから!!!」

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テ「11月か12月にはホントに絶対、有給取って、日本へ会いに行くから~!!!!」


って言ってました。


私は、長い休みでなくても土日でもいいから会いたいから来て欲しいし、テージーが来られないなら私が韓国へ行くって何度も言ってるのに、


テ「僕が日本へ行きたいんだ、だから、待っててね。」


って言うけど、会えない日々はどんどん長くなり、ついには、


テ「キュブ子、異動が決まって、有給取れないかも…土日も出勤だから、キュブ子が来てくれても意味がないから来ないでね。」



って言われて、私の暴言が炸裂してしまいました…爆弾


キュ「いっつも私ばっかり韓国へ行ってるし、テージーは日本に来たいって口ばっかりで


ちっとも会いに来てくれないじゃん!


土日だって休みだったのに、今まで一度だって来てくれなかったじゃん!


私の知ってる日韓カップルの彼は、体調を崩して寂しく一人韓国で過ごす彼女のために、


アメリカから飛んで来てくれたんだよ。


忙しいなんて言い訳だよ。


土日に日本に会いに来てくれた彼の話も知ってるよ。


テージーは私のことそんなに好きじゃないからそこまで出来ないんだよ。


私にとって、テージーは運命の人だと思ってるけど、テージーにとってはそうじゃないんだよきっと。


私、今、テージーと一緒に暮らすために一生懸命貯金しようと頑張ってるけど、それって結局、


住みたくもない韓国に住むための資金なんだよね。


それなのに、テージーは全然努力してくれてないじゃん。


そんなんで私、韓国でテージーに守ってもらえるとは到底思えないし、私たち、別れた方がいいかもね。


テージーも運命の人に、まだ出会ってないだけだよきっと…」



テージーは、押し黙ったままその場を離れ、シャワーを浴び始めました。


私はひどいことを言ってしまった居心地の悪さはあるけれど、自分の淋しさを処理できないまま、お姉ちゃんに泣きつきました。


すると、逆にお姉ちゃんに叱られました。


姉「あんたが同じこと言われたら、もういい、そんなんやったら別れようって思うんじゃない?


テージーが、友達の彼女はこんなことしてくれた、でもキュブ子はこうだって、比べて文句言われたら嫌やろ。


日本にだって、来たいに決まってるやん。


でも、仕事があるねんから仕方ない。


土日に来たらって言うけど、普段疲れてるのに土日くらい休ませてあげようって思えへんの?


韓国に住みたくないって言うのだって、ホンマに住みたくないと思うなら別れ。


そんなワガママばっかり言って、テージーが可哀想やわ。」


本当に100%その通りです。


私は自分の感情ばっかりで、テージーの気持ちを無視してた。


いつもと違って、何にも言わなかったし、表情も怖かったし、今更謝って、許してもらえるかな…


不安を残したまま、土日は連絡も取れずに過ごしました。


そして月曜日。


いつものようにskypeで電話をしたら、


テ「もう寝ないといけないから切るね。」


と冷たく電話を切られました…


火曜日。


skypeに現れないので、携帯に電話をしたら、


テ「何の用?僕たち、もう別れたんでしょ?今、職場の同僚と飲んでるんだ。」


と言われ(泣)、私がちゃんと話をしたいと言うと、


テ「明日話そう。」


と言われ、電話を切りました。


そして水曜日…



skypeで話しました。


テ「何で電話して来たの?僕たち、もう別れたんだよ。」


すごく怖い顔で話すテージー…


キュ「明日話そうって昨日言ってたから、電話したの。


テ「キュブ子に先週言われてから、自分なりによく考えたんだ。


お互いのために、別れるべきだと思う。


キュブ子は僕の運命の人じゃないって、君が言ったんだよ。」


キュ「でも…」


テ「じゃあ訊くけど、君は韓国に住めるのかい。」


私に話す隙を与えず、眉間に皺を寄せて詰問するテージー。


そこに、愛は全く感じられませんでした。


愛されてもいない人のために、日本で暮らす便利さを捨てて、韓国に嫁ぐ意味はあるのかな…


私の人生って一体なんなんだろう…


結局テージーの質問に答えることはできず、質問返し。


キュ「もう私のこと嫌いになったの?」


テ「…君は、韓国に住めるのか。」


質問には答えず、更に強い口調で迫るテージー。


キュ「そんなんじゃ、無理だよ…


テージーは、もう私のこと、面倒くさくなっちゃったんでしょ…」


泣き崩れる私に、テージーは顔を歪め、腕で顔を隠したまま、


テ「うん、面倒くさい。もう、二度と連絡して来ないでくれ。分かったね。」


と言って、電話を切られました。


テージーのひと言ひと言に、血の気が引いて、しびれるような、生暖かい感覚が残って、


まだそれが、現実に起こったこととは思えない自分がいました。


ひとしきり泣くと、


そうだ、韓国へ行かなきゃ、と思い立ち、航空券の予約サイトを操作し始めてふと我に返りました。


あ、私、仕事の打ち合わせに行かなきゃいけないんだった…



とりあえず専務に朝一で電話することにして、荷造りチェックリストを作りました。


明くる木曜日。


専務に電話をして、翌朝、金曜日の10時にアポを取って、いつから勤務になるかと聞いてみると、


11/21からと言われたけれど、カレンダーとにらめっこすると火・土・祝日はお店がお休みと言うこともあって、


11/22(日)の午前勤務を休みにしてもらえたら11/25からの勤務ということが判明。


すぐさまお伺いしてみると(←図々しすぎ!)、なんとあっさりOK!!


で、航空券を予約して、荷造りをして、翌朝専務と打ち合わせ。


あまりに急でワガママな申し出だったので、個人的な理由ではあるけれどご報告しようと話すと思わず涙が…


でも、専務は一緒に泣いてくれて、


専「私もあなたと同じ29歳の時、同じようなことがあったの。


だから気持ちはすごく分かるわ。


人生何がいいかなんて分からないし、もし彼と別れてしまってもきっといい人が現れるでしょう。


今は辛いけれど、頑張って行ってらっしゃい。」


そうおっしゃって下さいました。


専務から見ると、私にとって、今がちょうど人生の分岐点だったんだと思います。


こうして打ち合わせを済ませ、家に帰っても時間を持て余し、むぅちゃんにも振られ、一人ため息をついていると、父に、


父「お前、何たそがれてるんだ?」


なんて言われてまた涙ぐむ私。


それを隠すために、用事があるフリして二階に駆け上がって、まためそめそ。


テージーにフラれてようやく、私にとってテージーがどんなに大事な存在だったか気付かされました。


ようやく、彼の大切さに気付いたのに、もう遅いかもしれない。


でも、お別れすることになったとしても、このまま風化させるなんて絶対にできない。


彼の気持ちはもう変わらないかもしれないけれど、自分にケジメをつけるために、


怖くても、きちんとテージーと話して来よう。


そう心に決めて、就寝しました。(寝れなかったけど。)




運命の11/14(土)に続く。