そういえば、年末から韓国に渡っていた時の日記を全然書いてなかったので、今更ですが、ちょこっと書いてみようと思います。


実は私、もうすぐ30叫びなんです。


テージーと出会った頃はまだギリギリ27歳で、ワーホリするにもまだ時間はあったんです。

だから、いつか韓国でワーホリしたいと思う日が来るかもしれないし!、と思って6ヶ月間の韓国滞在の際にも敢えてワーホリビザを申請しなかったんですが…


そのタイムリミットはあと一ヶ月。


もうどうせ使うことはないんでしょうけど、ひょっとして、ひょっとしたら、急に仕事辞めて韓国行くことになったりして、


“あー、あの時ワーホリビザ申請しとけばよかった…”


なーんてことになるかもしれないし。(←いや、ないない。)


と、言うわけで、とりあえずワーホリビザを取得したわけなんです。(ないってば、そんなこと。)


申請には手間と時間と手数料もかかるのでテージーにも不思議がられましたが、私はとっても満足です♪(自己満足。)


でも。


実は、韓国のワーホリビザって、何も手続きをしないで韓国を出ちゃうと無効になっちゃうんですガーン


それを防ぐには、出入国管理局へ行って「外国人登録」をした上で、「再入国許可証」ってものをもらわないといけないんですシラー


正直めんどくせー。と思いましたが、せっかく取ったビザが一週間の滞在でパーになっちゃうのもイヤだったので、12/29に韓国入国を果たし、その日のうちに雪の降る中雪の結晶外国人登録をしに仁川出入国管理事務所まで行って来ました。


何でも処理が早い韓国ですが、中国人が多いため、外国人登録には一週間もかかるんだとか。。。

ギリギリで心配でしたが、帰国予定日の前日(1/4)に直接来て、外国人登録証+再入国許可証(マルチプル)+パスポートを受け取ることになりました。



で。


1/4(月)にまたまた仁川の出入国管理事務所に行ったわけなんですが。


この日は、103年振りの大雪ドクロだったんです…


テージーが朝、「雪が降ってるからバスもいつもより時間がかかるだろうし、気を付けてね。」とは言っていたけれど、まさかあそこまでとは…


朝、しっかり防寒をして、テージーの家を出ると、外は真っ白けっけ!!!

ロングブーツ履いてても、深いところを踏むと、ブーツに雪が入っちゃうくらいでした。

当然歩きはゆっくりですカメ


いつもなら走って渡っちゃうタイミングの点滅青信号も、こけたらやだから止まって待ってたら、


30分に一本とやらの1601番バス(仁川まで直通のバス)が…目の前を通過しましたしょぼん


真っ白なブチョン市内をボーッと眺めながら待つこと30分。

運命の1601番バスがようやくバス停にやって来ました。


でもね、いつもなら10分以内で通過する筈の地下鉄송내駅に、なかなか着かないわけですよね。

ものすっごい渋滞してるんです車


そのうち、最初は3人だったバスの乗客は私一人になり、運転手さんはお疲れモード。

渋滞しながらも少しずつ進んでる前の車に、なかなか追いつかなくなりました。


んん?と思って運転手さんを見たら…寝ているではないかっ!!叫び


たまらず、拙い韓国語で運転手さんに、「私、仁川の出入国管理事務所に行きたいんですけど、どのくらいかかりますか~?」なぁんて話しかけてみたら…


このおじさんも話し相手を求めていたらしく、この先ずーーーーっと、休みなく韓国語で色々色々話しかけられましたガーン


まず、雪のせいで朝仁川を出発してソウルまで行き、折り返して来ただけでもう5時間もかかっていると言う愚痴を聞かされ、疲れているのでタバコを車内で吸うことを許して欲しいと言われ、どうしてブチョンにいるのか?に始まり、韓国がどうして旧暦で正月を祝うか、とか、日本でもこんな大雪が降るのか、とか、日本に旅行に行きたいと言う熱意を語られたりとか、日本の春は桜だけれど、韓国ではなんちゃらってピンクの花が春の証だとか、歴史の話とか(※韓国人に多い「独島は我が国」的なものではありませんでしたが。)、挙句の果てには、携帯に入っている息子の写真を自慢げに見せられ(※見せてくれとは一言も言ってません。)、うちにも日本人の嫁が欲しいので日本人の友達を紹介して欲しいと言われ、友達は皆結婚していて、いや、子供までいて、未婚者はいません(嘘)とキッパリ断っても、自分にはあなた(=キュブ子)しか日本人の知り合いがいないからあなたに頼むしかないのに、そんなことを言わずに誰か一人ぐらいはいるだろうとしつこく言い下がられたり、かと思えば突然何の前触れもなく(着信音が聞こえることもなく)友人と電話で話しだしたり、


とにかく!!!

私にとっては苦痛以外のナニモノでもない魔の2時間バスツアーでした…

(※通常25分で着く距離です。)


でもこのおじさん、韓国語分からない私にとっては大変でしたけど、いい人なんですよね。

私が黙ってニコニコ話を聞いているから、カワイイ、カワイイと言って缶コーヒーをくれたり(笑)、バスを降りてから出入国管理事務所までの道を教えてくれたり、親切にしてくれました。


が、帰りは絶対地下鉄で帰ろうと決意するきっかけにもなりました。



出入国管理事務所では、私のパスポートがなかなか見つからずに「パスポート一式を宅配依頼しませんでしたか?」と聞かれ、一瞬青ざめましたが、10分ほどで解決し、無事、ミッション完了しましたクラッカー


ミッションが完了したら、あとは帰るのみ!

韓国語ガイド付きのバスツアーにはうんざりしていたので、タクシーにも乗らず、雪の中、地下鉄の駅まで2、30分歩きました。

駅に着いて、階段を降りようとしたら…




キュブ子の日記

↑駅へ降りる階段がこんなことになってました。

で、気を取り直してホームへ行くと、まるで私を待っていたかのようなタイミングで電車がやって来てちょっと幸せを感じたのですが。


この時は想像もしませんでしたよ、あんな悲惨なことが待ち受けているなんて。(←大げさ。)


実はこの日、ミッションから帰宅したらテージーのお家の近所にお住まいのREIKOさんとお会いする約束をしていたんです。


でも、ミッションに思いがけず時間がかかったので、急いで帰らなきゃ!と思っていたのですが、そんな時、電車の中でREIKOさんから電話を頂いたんです。


(電車の中だけど…韓国ではアリだよね?)


と恐る恐る電話に出て会話(日本語)をしていると、真横に座ってるアジュンマにガン見されました。

遅くなってしまったけど、もうすぐ송내駅に着くと話すと、REIKOさんが今いる、家の近所の現代デパートで会いましょう!と言うことになりました。

そうこうしてるうちに송내駅に着いて、降りようとすると、

私のお尻が宙に浮いた瞬間に、さっきのアジュンマが私の方へ激しくスライドしてぶつかって来ました。

自分の目の前に立っている友達をよっぽど座らせてあげたかったのでしょう。


でも、そこまでするかっ?


ムカッとしながら駅に降り立ち、現代デパート行きのバスを探すも、よく分からない…

いかにもブチョンを知ってそうな、若い女性に尋ねてみると、現代デパートへ行くバスはたくさんあるとのこと。

目の前のバスを指差して、「このバスも行きます。」と言われ、自分でもバスの車体に書かれた현대백화점の文字を確認してバスに乗り込んで一安心☆


でも、バスは、思った方向と90度違う方向へ進んで行くのでした。

最初は、あー、ローカルバスだから色々寄り道して行くのね。

と余裕もありましたが、景色の全然違うところへ行き、いよいよこれはやばい。と気付いたのでした…


バスの乗客のおばあちゃんに、「あの、私、ブチョン市庁の近くにある현대 백화점に行きたかったんですけど、このバス、行かないんですか??」と尋ねると、


「あー、えらいバスに乗っちゃったね。ちゃんと行くには行くよ。ぐるーっと回ってね。ずーっと乗ってたら、最後には絶対たどり着くから、途中で絶対降りずに乗ってくんだよ!」


と言われましたしょぼん

このおばあさんは、自分が降りる時にも私に「絶対降りちゃダメ!」と念押ししてくれましたしょぼん


バスに乗ってから一時間くらい経ってましたが、気持ちが焦るばかりで全然たどり着けません。

REIKOさんに電話でお知らせしたかったのだけれど、私のプリペイド携帯は入金してないため、着信にしか使えない状態。

もう一つ持っているLG070は発信できるのに、こんな肝心な時に電池が切れてしまってかけられない状態しょぼん


悲しくて、不安で、今にも泣き出しそうな時に、テージーからプリペイド携帯に電話がかかって来ました!!


それはホントに救いの電話でしたベル


半べそかきながら事情を説明して、テージーからREIKOさんに電話をかけてもらいました。

こうして、事情を知ったREIKOさんが私に電話をかけて下さって、何とかかんとか再会を果たすことができたのでした。゚(T^T)゚。

しかも!嬉しいおまけつき☆


このブログで仲良くして頂いている、近所にお住まいのAkiさんが、REIKOさんとお友達と言うことで、3人でお会いすることになったんです♪


Akiさんの新婚の素敵なお部屋にお邪魔して、美味しいりんご&紅茶をご馳走になり、ぺちゃくちゃぺちゃくちゃおしゃべりした挙句の果てに、REIKOさんの豪邸にサムギョプサルをご馳走になりに図々しく着いて行き、有名店顔負けの美味しーいサムギョプサルをおなかいっぱいご馳走になって、食べ散らかした挙句、後片付けもせずに帰路に着きました。


あー、こんなことするから、バチが当たるんですよね、私。


今度ご馳走になるときはちゃんと後片付けするのでまた呼んで下さい♪(←またご馳走になるんかい。)


この日は、ホントに長いながーい、一日だったのでした。