ちょうど5年前のトリフェスについて書いた記事が出て来たので、一緒に貼り付けつつ、あの頃と今との違いも感じつつ。


先日の邦楽トリビュートバンドフェスティバル。
お世話になった皆様、お声を掛けて下さった皆様、気に掛けて下さった皆様、その他にも私たちに関わって下さった沢山の皆様、本当にありがとうございました。


セットリスト
・負けないで
・心を開いて
・揺れる想い
・かけがえのないもの
・メドレー2020〜果てしない夢を〜I'm in love〜明日もし君が壊れても〜息もできない
・負けないで


20分でどれだけの展開を詰め込めるかが勝負でした。
特に歌が入らない繋ぎの部分の演奏が難しくて難しくて。
イメージは沢山あるのですけど、何より私の知識と語彙力が欠落してる…
最後まで話し合いは続き、直前でも変更したり。

これまでなら本番でどんな演奏になるか、ある程度の予測がリハの段階で出来ていたと思いますが、今回は未知。
もう本当に未知…(`・ω・´)汗
1,2回演奏を合わせればだいたいの検討はつくはずなのに、全くまとまらない。
これは2年のブランクから来るものなのか、演奏や歌に対するアプローチがいつもと違う角度になっているのか。

メンバーみんなには迷惑だったかもしれませんが(と言うかそうだとしても迷惑だと思ったりしない個性派メンバーなんですけど笑)、私としては、復帰ライブにトリフェスと言う思い入れのあるステージ、仲間が沢山いるイベントを選び、絶対に失敗するわけにいかない、という思いが本当に強く、楽しみながらもピリピリしてる状況でした。

また、こんな私たちを待って下さった方に、来てよかった、いっしょにやって良かった、と思ってもらえるようなステージを作りたかったんですよね。
それは、自分の自信の無さの裏返しでもあって、もし、良かったよ、って言ってもらえたら、私はまた立ち上がれるんじゃないか、という願掛けみたいな気持ち。

1月の時点ではあまり演奏はまとまらず、やっぱり出演を取り下げたい、と本気で悩みました。
どうにかしてZESTとしての演奏にまとめあげたく、10年分のZESTの動画、音源全てを聴き直し、ZARD映像は何度も見て、まとめたいまとめたいって、じゃあいったい自分はどういうイメージのライブをやりたいのか、と毎日ZARD漬けの日々。
音楽に詳しいメンバーに、ここの部分なんだけどこれはいったいどうなってるものなのか、と聞くことも多かったです。
こうしたい、と思うけど、そのこうしたい、があまりに感覚的で伝わらず、自分に悔しい思いもしました。

逃げ出したい日々が続き、追い詰められてく。
だけど、表面上は、強く前向きに。
たかだかカバーなのですが、カバーだからこそ、その楽曲に失礼のないように演奏しなきゃいけないプレッシャーが本当に怖い。
ライブ行きますね、と連絡がくれば、感謝の気持ちは大きいけれど、いつも身が引き締まる思いでした。
なんなら動悸がするようになったことも…
いつからそんな蚤の心臓になったのか自分でも謎なんですけど苦笑
何年も引いたことなかった風邪を引いて1ヶ月も喉がおかしくなるし、コロナウイルス問題、そして、マスクがない世の中。
次々と撒かれる罠に心が折れそうになること多々でした(´・_・`)

そんな中でも、今回コーラス練習をみほちゃんと何度もしたり、突発でみんなとリハに入ったり充実した時間は過ごさせて頂きました。
常に前を見ていたら、シンセのサポートが決まり、コーラスのさっちも戻ってきてくれて、音の隙間がどんどん埋まっていった時、初めて本番が想像できるように。

ほんの少し気持ちに余裕が生まれたときに思ったのはメンバーと支えてくださる周りの方々への感謝でした。
そして、コーラスのさっちに久しぶりに会って話していた時、なんと、わたしと同じ業種の仕事をしている事も知り、その親近感からか、これまでの全てに対する自分の気持ちが解れた瞬間。

感情の問題じゃないですか☺︎

そして、ある質問に答えてくれたこのメンバーの言葉。
非常にシンプルではありますが、その時の声、話し方でこの言葉を聞くととても印象的で、その後の私を救うことになります。
これからもきっと壁にぶつかった時や歌っていて苦しくなった時に思い出すんだろうなぁ。


そんなこんなで本番です(・∀・)


結果的に思ったこと。
よく、楽しく歌う、楽しいライブにする、と、楽しさと結び付けてく事が多いけど。
気づいたのは、やっぱり私には、歌うときに楽しさを感じる必要はないや、ということ。
むしろ無い方がいい。



続きはまた後日書こうと思います♪( ´▽`)




追伸:
今回は久々に動画をアップしようかメンバーと相談中です。
撮影のアキ様、本部長いつもありがとうございます。