ジャルダンデルテのアコースティックライブ。


画像:いたろーさん撮影




13,4曲のセットリストの1曲目ということで、seasonを選んだ私。
これ、私だけではないと思うのですけど、アルバムの2曲目って神曲多くないですか?

あのピアノのイントロで、パッと色んな光景が浮かぶはず!そんな思いで、アコースティックライブの先頭に持ってきました。
元々この曲は最初に聴いたときから大好きで、当時メールアドレスとかにもしてたわたし笑

ライブをやる際、バンドでもアコースティックでも、1曲目は、そのイントロで空気を変えられるか、Aメロの入りでもう少し聴こうと思ってもらえるかを基準に選ぶことが多いです。

そんな訳でseasonにしたのですけど。

2番から歌えなかったんですよーーー涙‼️
こんなの初めてですよ…
何を歌おうとしても涙が出てきてしまい、一生懸命に隣のピアノの指を追って平静を保とうとするんだけれど、それができない。

会場では、少し斜め向きに立っていた私の正面は、坂井泉水さんのパネル写真。

その姿を目にしながら、

記念のアルバム今でも時々は開いて見るけど
※私の脳内変換※
あの頃何度も聴いて歌い続けたZARDのアルバム、わたし今でも変わらず聴いてるし歌ってるけど

薄れゆく君への憧れに
※私の脳内変換※
私はずっと貴方に憧れ貴方の後ろで歌えるようになりたい、と過ごしてきたのに、なんでここで今、坂井泉水さんを偲ぶ会で歌ってるんだろう??偲ぶということは貴方はもういないのでしょうか。
またいつものようにどこかでレコーディングしてるんですよね?
薄れる、というか、見えない
…どこ?

青春の意味を知らされた
※私の脳内変換※
あれだけ走っていた夢もこうしていつかはなくなってしまうのが運命や人生というものだとしたらなんて残酷なんだろう…

切なくて淡い夢を抱き輝いた景色には帰れない
※私の脳内変換※
そもそも歌うことが叶う人はほんの一握りすらいない、という現実を目の前で見ながらも、一生懸命歌う事を続けていたけれど、貴方がもういない、だからもう昔と今は違うんだけど、今でもそれがよくわからない
あの頃の気持ちに帰れないのは確かなんだよね…

言えなくて唇噛んだseason
心に刻み込んで
※私の脳内変換※
最後まで近づくことも何かを伝える事もできなかった存在である私にとっての貴方も、きっと計り知れない葛藤を抱えて、でもそれでも絶対に前を見て生きようとしてたはずなのですよね

…と、思ってしまったんですね。

加えて、この曲を坂井さんが書いた頃、自身の青春を思い出しながら書いたのかな、とか色々考えるともう歌えなくて。

きっと歌詞の解釈が足りないからこうなる現象が起こる。

聴く時は良いけど、歌う時は自分の個人的な思いをリンクさせることを第一にしない。
気持ちを込めたり、共感して歌うのではなくて、そのシーンをどう表現するのか、が最優先。
気持ちはその後でもあり、根底でもあるから、混ぜ加減は間違ってはいけない。

まだまだ。
もっとこの世界観は研究出来るはずだから。

ちゃんと歌ってよ、私ー!