IzumiさんのIZUMIRTオリジナル三部作。
注)私にとっては、友人IzumiさんとアーティストIZUMIRTさんは別人のためこの記載になります🎵
第1弾は、懐かしさあるウォーミーなバラード『My Love』
※原題: MY LOVE
第2弾は、デジタルサウンドを掛け合わせたロックナンバー『あなたのことを忘れたい』
※楽曲提供は遠藤翔馬、通称:あな忘
サウンドとしては対称的でいて、歌詞の世界観は、強さと弱さ、切なさと温かさが共存した2曲の制作に携わらせて頂き、無事にリリースもできてちょっとだけ休憩をしていた頃。
私とIzumiさんはもはや日課となるやり取りを徒然と続けていて、お互い離れた場所にいるので、今日の天気はどうだったとか、体調はいかがですかとか、おすすめのソフトクリームはどれだとか、その中に時々音楽の話題も入っては、それはこういう曲がいいとか、あんな音がいいよねー!とか。
ごく普通の対話が何気ない幸せの一部な頃。
ふとしたきっかけで、3rdシングルも私たちBackSide Mapsがプロデュースを担当させて頂くことになりました
するとです、いつもは、なんだか気圧がつらいねぇ…とか言っていたIzumiさんと私2人の会話が、本当に突然音楽モードになるので、今流れを読み返していてもその激しい切り替わり方にちょっと笑ってしまいます笑
当たり前ではありますが、もう途端に真剣になるんですからね
飛び交う用語も、ふと思い出し笑いをしてしまうような癒しのやり取りからガラッと変わり、頭痛がしそうなカタカナや音階、数字が多くて、毎回ヒヤヒヤしながら、でも丁寧に丁寧に確認をしていく、という毎日が始まりました。
さて。
同じZARDファン同士のメンバーでオリジナルの楽曲制作をする。
これ、ものすごく楽しそうじゃないですか。
わいわいしながら、こんな感じがいいね♡なんて話したり、あの曲の雰囲気がいいなぁ🎵って言ってみたり。
楽しそうじゃないですか。
そこ、断固として否定します…
ちがうヽ(;▽;)ノ
つらいぞーー!!!
しかしながら”楽しい”より”おもしろい”に近いかもしれないですね。
そして緩い雰囲気は一切なし!!
もうずーーーーっと完パケまで走り続けてる感じで、
応援ソング作ってるけど応援されたいのはこっちですよ
みたいな
日常生活の記憶はございません…
まさに、息もできないくらい。
IZUMIRTさんがYouTubeのコミュニティに書いていた通り、今回もまた苦しい部分も沢山ありましたよね。
そして前回も書いてますが、何よりもIZUMIRTさんの耳が良過ぎる…💦
私たち人間の耳ではわからず、データ化して初めて気付くようなほんの小さな違いも、その生身の耳で感知?察知?するのですから、ある意味恐ろしく、自分の仮歌を送るのが心から申し訳ないぐらいでした…
今回はアレンジャーとして、普段は作曲をメインとしてる遠藤翔馬が編曲。
こんな雰囲気の曲ならJUNが得意、こういう雰囲気ならえんちゃんが得意、とIZUMIRTさんにお伝えし、キラキラとしたサウンドで希望溢れるような応援ソングを目指しているとのことで、えんちゃんに。
えんちゃん、音色いっぱい取り扱いますからねー!
しかし、後にバンドサウンドを得意とするJUNも少々アレンジに加わっていったため、その化学反応もあり、聴きどころは要所要所にあると思っています。
制作に入る最初の段階で、8ビートのこんな感じの曲、という構想があったのですが、まずこのファーストステップである8ビートたるものが決まらない!
8ビートでも様々な楽器の組み合わせがあり、加えて各自の拘りが入ると種類はもう未知数。
あれだけ様々な楽曲を制作してきてるえんちゃんでも、
8ビートとはなんたるか…
と原点にご帰還される程に。
信じられないと思いますが、基盤となる8ビートを決めるのにどれぐらい時間掛けたかな🤔というぐらい、みんなで話し合ってこの形になりました。
その他にも、ある程度の音色やコード、リズムパターン、曲の展開をヒアリングし、仮音源としてブリッジまでのワンコーラスをまず提出するのですが、今度はなかなかそこまで到達しない…
ここ、こうしてみてくれない?とメンバーに試しに弾いてもらったら、
これじゃIZUMIRTじゃなくてMR.BIGだよ!!
と却下されたりとか笑
そうして、何かに気付いては何かを修正して…を繰り返し、全体像が見えるワンコーラスを作るまで、もちろんIzumiさんも含めてまさに修行の繰り返し。
基盤となる形が決まってきて、My Loveでも担当して下さったえび澤さんにデモを聴いて頂き今回もギターを依頼。
えび澤ギターチャンネルを見つつ、この曲のパターンはえびちゃんに弾いてもらいたいな…と打診した所、快く引き受けて下さり、とても感謝しています。
http://www.youtubu.com/@Ebichanguitar1959
ボーカルレコーディングに関しては、なんと通しで一発録りのIZUMIRTさん。
きっと、歌唱での表現部分で、少しの溜めだったり勢いだったり、途切れないからこその歌い回しだったり…と、全てを計算し尽くして、じっくりご自身で考え抜いたものを反映させたかったから。
ハイキーを綺麗に出せる様に、私たちが音源を制作してる期間もボイストレーニングを欠かしません。
現在、My Loveやあな忘のMVバージョンをYouTubeにアップされていますが、生歌であそこまで歌えるのは本当にすごいなと思います。
どちらも非常に難しい曲ですから。
そして、この3rdシングルは1番難しいですから
カバー動画などでは見つけられなかったようなIZUMIRTさんのまさにオリジナルの歌い方が沢山詰まっていて、歌詞の中から一字一句、いつもと違う歌い方のチェックポイントをお伝えしたいぐらい、素敵なボーカルテイクを頂きました。
※本当に一字一句やってみようとしたけど、あまりに長くなってしまうので機会があれば是非解説したい…けれど聴けば分かります、こんな歌い回しも?ここは敢えてこう?お〜これは!あれ初めて聴く歌声!などなど♪
フルオケに歌入れと徐々に仕上がっていき、次の段階では予めJUNが作成していたコーラスラインを歌ってはめていきます。
今回のコーラスは10〜12トラック。
前作のあな忘では私が全て歌っていましたが、本作では男性コーラスのイメージも強くあったため、ばっちりJUNコーラスも入っています。
しかし、同じパートを歌っていても、JUNはすんなり歌えて、私は歌えない…。
またも、
なんでわからないの?真面目にやってほしい
とこれ以上真面目になれないぐらいにやってるのに…という状況の私に言い放つ、厳しいJUNでした。
本人は厳しいつもりはなく、純粋になんで出来ないのか疑問だったそうですが…そんな簡単に何パターンも歌える訳ないじゃないですか
えんちゃん仕様のサウンドに仕上がっていく中で、JUN作成のコーラスアレンジも加わり、更にギターフレーズもここを少し足して欲しい等々が反映されていくと…
あれ?
なんかこれTUBE??
と、彼の意見が入ると唐突にTUBEになることが判明。
何となくZARD感目指すのどこいった?
好きな音楽の影響力ってすごいですね笑
背中を押してくれるような言葉たち。
クリスマスも近くなり、新しい年もすぐそこ、今年が過去になっていくこのタイミングでの輝いた音色と切ないフレーズのコラボで、今と過去をなぞるサウンド。
ボーカルラインの優しい歌声とそれを支えるストレートなコーラスのバランスに難儀し、最後まで何度もMIXを繰り返すえんちゃん。
ボーカルを前に出しつつコーラスは支えつつ包みつつ…
全体のイメージはそんな中、サビ前では何かの決意のように強い歌声を披露するIZUMIRTさんの歌唱力は絶対聴いてほしいところですね。
※個人的に2サビ直前の、ないはずよ、のボーカル×コーラスが私はお気に入り★
以下、自画自賛コーナーとなりますが、
・ふわっとしていて真っ直ぐ芯のあるIZUMIRTさんの熱を帯びた歌声
・冷静かと思いきや、情熱的に耳と心に迫ってくるえびちゃんのギター
・理性と正確さを欠かないのに、時に唄い出すような生きてるJUNのベース
・遊び心がありつつ、頑固にぶれることのないえんちゃんのアレンジ(ピアノも弾いてるよ🎹)
・明るい様で捉えどころなく淡々としており、でも確固たる意思のあるコーラス
書いてるとまるでそれぞれの性格を紹介してるようですが、是非、色々探しながら聴いて頂けると嬉しいです。
『We live in the moment』
2023,12,3リリース、よろしくお願いします✨
IZUMIRT 3rd Project
By BackSide Maps 和
追伸: We live in the moment、この空白、気付いた方、いますか?💕