この日になると
いつもあの年を思い出します。


2001年のあの9月11日


アメリカの
ワールド・トレード・センターに

飛行機が故意的に突入した
あの悲惨極まりない自爆テロ。






私は若かったから
とにかく怖い!信じられない!

まだ幼かったし

ニューヨークへは
行ったことがなかったから

最初は遠い海の向こうのお話と
思っていたけれど


ニュースで報道されるたび

たくさんの日本人も
それに巻き込まれて

心を痛めている姿を見て

どんどんとその現実が
実感を帯びてきたことを記憶してます。




ただただ怖くて怖くて


『飛行機には二度と乗らない』と

あの時、心に誓ったし…
(その誓いはやぶることになるけど)







飛行機に乗っていた人の気持ち

ビルにいた人の気持ち

ビルから飛び降りた人の気持ち

助けに向かった人の気持ち

家族を失った人の気持ち

報道した人の気持ち


 




色んな人の気持ちを
想像し推しはかったら

胸が痛くて息ができないほど
苦しい気持ちになりました。

 





でも、涙は…




でませんでした。






ショックが大き過ぎたのか



すぐ泣く泣き虫な私

それでも涙は出ませんでした。





今もまだこの日になると
胸が痛くなります。





『ご冥福をお祈りします』

という言葉では安易な気がするし

全然足りない。





だから遺族へかける言葉は
みつからないけど


ただ言いたいことは




まだまだ生きたかったのに
突然なんの理由もなく

死ななくちゃいけなくなった人が
この日たくさんたくさんいた。


その人たちが
『生きていた』こと


『まだ生きたいとおもっていた』
ことを

絶対忘れてはならない。





9月11日は
空を見上げて目を閉じて

改めて自分が
生かされていることに感謝したい。

そんな風に思います。