こんにちわ!
Em(えむ)です。
春めいてきました。
今日はスペーサーについて書いてみようと思います。
一般的にスペーサーとは
取り付ける部品の位置を微調整するパーツを言います。
ヨーヨー的な話をすると
ダンカンやヨメガのプラスチックヨーヨーとベアリングの間にあるアレです。
この、スペーサー
いったいどんな働きをしているんだろうと考えてみました。
間違ってたら、つっこんでください。
まず、ヨーヨーにスペーサーを取り付けた状態の断面図を書いてみました。
図1 ダンカンのスペーサー断面図
図2 ヨメガのスペーサー断面図
赤色がスペーサー
茶色が本体
灰色がネジ部分
緑色がベアリング
水色がベアリングの中央部分です。
大雑把ではありますが、こんなかんじ。
図1,2共にスペーサー中央部分にある凸部分が
水色部分のみに干渉しています。
この水色の部分はベアリングの中央部で
ベアリングが回転するときの軸にあたります。
そのため、ベアリングの回転する部分(緑)には
一切干渉しないため、回転力を保持することができます。
実際、何の加工もない軸と本体のくぼみににベアリングを入れると
下の図のように水色部分だけでなく赤い部分が干渉してしまいます。
そうすると、ベアリングの回転力が落ちてしまうのです。
スペーサーが持ち上げてくれているから
ヨーヨーは回り続けることができるのね
スペーサーってエライ子
ちなみに
スペーサーを使用しないヨーヨーも本体部分が同じ構造をしています。
上の図のようになっているので
スペーサーがなくてもベアリングがどこかに干渉することを防げます。
プラスチックスペーサーの中央部分には凸部分がないじゃないか!
と思いますよね?
それは、プラスチックスペーサーが
ループ用のセッティングであるためです。
プラスティックスペーサーは、凸部分がありません。
これにより、
ベアリングとスペーサーの間に若干の摩擦が発生するため、
金属スペーサーよりも戻りが良く、
ルーピング向きになるそうです。
また
凸部分がないため、
ボディ・スペーサー・ベアリングの間に少しだけ余裕がうまれます。
これにより、短い軸(アクセル)に換えたり、ボディを閉めこんだりして
その摩擦の具合とギャップの幅を調整することが可能になります。
ルーピングプレイをする場合は摩擦があったほうがいいようですね。