子どもの頃から

ずっと家業の農業に携わり

やっと還暦を迎えて一息

という状況だった義父が

32年前の今日

この世を去りました。

 

私がこの家に嫁いで4年ほど

 

お休みの日には

ひとりで大阪に遊びに行くのが

お気に入りでした。

 

気を使うことなく

ひとりでのんびりあちこち

見て回るのが好きでした。

 

 

その日も朝から

出掛けて行きました。

 

義母はその日きょうだいに誘われて

大阪場所を見に行っていました。

 

 

お昼すぎだったでしょうか?

 

警察から電話がかかって来たのを

受けたのは私でした。

 

 

詳細は思い出せませんが

義父が梅田の地下街で倒れ

救急車で病院に運ばれたと

伝えられました。

くも膜下出血でした。 

 

あわてないようにとの

配慮だったのでしょうね。

もう一度は心臓も止まっていたようです。

落ち着いて皆に連絡をして

来るようにと伝えられました。

 

朝、あんなに元気に出かけて行ったのに。 

 

やっと一息ついたからこれから

孫を見ながらゆっくりと

思っていたでしょうに。

 

すぐに夫に電話をして伝えました。

 

そして

大阪梅田に向かいました。

 

9日の倒れて12日まで

皆の覚悟を待ってくれたのかも知れません。

 

家から離れた場所で

ひとりで倒れたこともあって

阪大病院に運ばれ検死ということになり

帰ってくるまで時間がかかり

告別式は15日でした。

 

死を待つかのように

告別式の準備をするように

(家で告別式をしました)

お雛様を片づけながら涙がこぼれました。

 

初めての内孫を

とてもとても可愛がってくれていて

前日まで自転車の後ろに乗せて

買い物に連れて行っていたようです。

 

後から色々わかってくると

普段行っていなかったところへ

行っていたり

顕在意識では分からなくても

潜在意識では本人もわかっていたのかも

と思いました。

 

もう意識はないと

お医者様はおっしゃいましたが

可愛がってくれていた孫を

連れて行ったとき

義父は涙を流しました。

きっとわかっていたのだと

私は感じていました。

 

今日は三十三回忌でした。

お参り頂きました。

 

 

 

この季節の空気感・・・

当時の感覚が蘇って来ます。

 

忘れていたけれど・・・。

 

でも

もう何だか全く違うようにも感じて

 

30年以上が過ぎ去ったことが

何だか夢のようでもあります。

 

 

時間って繋がっていない・・・

本当にそんな気さえして来ます(笑)

 

すでに色々なことが

書き換わっている気も致します(笑)

 

 

時間って何なのでしょうね?