もう10年数年前のこと

 

「あなたも私も

何度も何度も生まれ変わり

いつかどこかで

罪を犯したり

もしかしたら

人を殺めたことだって

あったかもしれない。」

 

そう私に話して下さったのは

尊敬する主治医の先生でした。

 

そのとき

その内容に「はっ。」としたのでした。

どんな状況だったか

はっきりは覚えていないのです。

色々苦悩していた頃だったのですね。

 

傲慢にも私は

自分は加害者だった

ということを忘れ去っていた

被害者としてしか

自らを存在させていなかった。

 

今生でさえ、記憶にはなくても

そんなつもりではなかったとしても

嫌な思いをさせたことも

あるでしょうに。

恨まれることもあったかもしれませんのに。

過去世なら尚更

何があってもおかしくはないのに。

(私は生まれ変わりを信じています。)

 

 

 

過日、またこのことを詳しく説明して

頂く機会に恵まれました。

仏教的な魂の仕組みの読み解きかたを。

とても納得でした。

 

 

色々な事件があった時

被害者はもちろんですが

加害者となった方のそれまで歩んできた道や

ご家族やまわりの方々を思っていました。

 

 

私が出逢った子どもたちの中にも

親が犯罪を起こして刑務所にいて

そんな状況の中で懸命に生きていたり

突然養護施設に入ったと知らされたり

そんなことも色々あり

ただただ、幸せを祈っていました。

 

 

でも可哀そうだと思うのも

違ったのだと今は思います。

 

みんな自分の魂の成長のために

ピッタリな脚本を描いて

生まれて来た勇敢な魂。 

そんな魂の応援団でいるためにも

まずは自分が幸せでいることが

大切だとしみじみ思います。

 

 

二極性を統合するときを迎えた今

人間関係・パートナーシップはもちろん

そのためにも自分自身の中の

統合を丁寧にしていくときですね。