4月22日 Licute 1st oneman Live | きっとあなたの「親愛なる変人」

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ロックバンドLicuteのボーカルkeito、そして俳優、タレント村上恵人のブログ。


Licute 1st oneman Live「We are the Licute!」 高円寺Showboat



セットリスト

1.Ride on
2.Insult boogie
3.シェリー
4.ジェシカ
5.ジュリア
〜VTR〜
6.ひまわりの恋
7.真夏へFly high
8.my best friend
9.ミライヘ
10.Feeling
11.君を想う時
12.Dear(Vo.宮原まお)
13.Funk In There!(インスト)
14.shake the night
15.明日へのSparkly Road
16.ユメノチナラ

〜アンコール〜
1.情愛ラプソディ
2.涙をこえて
3.We are the Licute










Licute初のワンマンライブ、そして最後のワンマンライブが終わりました。








セットリストは、今のおれ達が出来る全ての楽曲を詰め込んで作りました。









突然の発表になってしまった事、とても申し訳なく思ってます。









こうなる事がわかっていたから、皆にずっとワンマンに来てというメッセージを発信していたわけじゃない。








でも、おれらみたいなインディーのバンドにとってそういう機会っていうのが当たり前じゃないっていう事をファンの皆さんにはわかっていて欲しかった。









その1回っていうのが最後になるかも知れないっていう事は、何をしていても同じです。








友達と過ごす時間も、恋人や家族と過ごす時間も、毎日の学校生活やお仕事も。









次があると思う事は大きな喪失を生む事もあるとおれは思ってます。








高校球児が必死に目の前の試合を闘うのは、次があると思っていないから、というのと同じ様に、一回一回を大切にすべきだと。










おれは、自分達の活動の事はそういう風に思ってました。
それをファンの皆さんに押し付けるのは違うけど、やっぱりそういう気持ちでぶつかり合っていきたいっていうのがあって。








だからツアーで各地方を回った時に、今まで会えなかった方々に会えてとっても嬉しかったです。
その1回の重みをわかってくれてるから、スケジュール合わせて来てくれてるわけだしね。










おそらく今回のワンマンライブに関しては、ファンの皆さん全員が参加出来たものではなかったと思います。
いや、間違いなくそうでしょう。









でも、それが今のLicuteの現状なんだとも思ってます。







解散の理由については、オフィシャルサイトで発表されている通り、ベースのしのはらかずきの離脱が大きな理由です。



彼を責める事はおれらは出来ないし、彼も精一杯闘い抜いた末に苦渋の選択を出してくれたから、おれは彼にはホントにお疲れ様と言いたい。










正直なところ、Licuteは元々2人で始めたから、多少メンバーの入れ替わりがある事はそこまで珍しい事ではないんです。


だから今回かずきがツアーに参加出来ない事がわかった段階でも、サポートメンバーの帯同が決まってたからそこまで焦りというか不安は無かったんです。





でもいざやってみて、やっぱりこれはもうLicuteじゃないっておれは強く感じた。
それに何より、現地でライブを観てくれた人たちがそれを気づかせてくれた。









たしかに、スキル的な部分でいえば腕の立つミュージシャンを入れればカバーは出来ると思う。
でもバンドっていうのはそうじゃない。







ずっと完璧なものを求めていたけど、バンドの美学は多分そこじゃなくて、その4人だからこそ出るグルーヴや雰囲気があって成り立つものなんだよね。










だから誰1人欠けちゃいけないし、誰かが欠けた時点でもうそれを続けていく事は出来ない。











だからって急に辞められるかよっていう意見もバンド内にあって、ホントにそれぞれの色々な想いがぶつかってこの一ヶ月は全員とても辛い時期を過ごしました。









でもおれは今振り返ってみても、誰も悪くないし、皆それぞれ思う事があるのは当然だと思ってます。







それほど全員Licuteに対して想いがあるから。









ライブ当日、かずきは演奏こそ出来なかったけどずっと裏方として奮闘してくれてたんです。





最後ステージに上がって来て、彼の目には涙がありました。
おれはその涙を見て、悲しいという感情よりありがとうという感情が溢れました。










辛い状況の中でも最後までLicuteの一員として彼がいてくれたことを嬉しく思ったし、やっぱり彼がいないとLicuteではないと思った。












バンドをずっとやって来て、このバンドももう4年やって来たけど、最後にホントに大切なものを教えられた気がします。








このバンドで歌えた事をホントに誇りに思うし、おれの人生の中でかけがえのない時間になりました。








まおと2人で何もない所から立ち上げして、辛いことや苦しいことを色々な人達に支えられながら乗り越えてきて。



その中でかずきとsumiyが加わってやっと望んでた4人体制になって。





それからの期間は1年だったけど、とっても濃い時間を過ごさせて貰いました。








今は素直に関わってくれた全ての人達に感謝してます。








そして、スタッフやサポートメンバーも含めて、Licuteメンバー全員にありがとうの気持ちでいっぱいです。








最後のステージも、来て下さった皆さんがLicute史上最高だったって言ってくれてとても良かったなって、素直に思ってます。









永遠に続くものは美しくない。









でもおれらがLicuteとして駆け抜けてきた時間は、作品として世の中に残ってくれてます。







皆さんの何気ない生活の中で、ふとLicuteの事を思い出して聴いて貰えたら、おれらは幸せです。








こういう時に限って色々な想いが溢れてきて上手く言葉に出来ないんだけど、4年間Licuteを支えて下さった皆様、ホントにありがとうございました。




 





We are the Licute!
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Licute keito