本日も長文、いつもより長い?かも?(^-^;)

午前11時から先生とのお話もあり、面会時間より10分ほど早い10時50分頃病室へ。

朝はあまり調子が上がらない様子。
それでも反応はしっかりしてました。
先生が来て、別室で検査結果や今後についてのお話しをしました。

血液検査では数値も下がってきて、レントゲンの影も薄くなってきたけれど、予断はできない状態。
肺以外の臓器の機能はしっかりしているとのこと。
自発呼吸はするものの人工呼吸器のレベルを下げると血中酸素が下がってしまうので人工呼吸器を外すのは現時点では不可能。
年明け、5日~7日程の間に気管支切開をしてそこから人工呼吸器を着ける見通し。
但し、母の場合は首が元々少し短い事と脂肪沈着があり気管支切開もかなり難しくなります、とのこと。
出来ない事はないけれど、難しくなる。
そして、気管支切開をして人工呼吸器をしてもその後の生存率は50%以下。
そこから持ち直した場合で人工呼吸器が外れれば良いけれど、外せない場合は3ヵ月後には転院をしなくてはいけない。
人工呼吸器を装着した患者さんを受け入れてくれる療養施設(病院)への転院になるが、その病院もかなり少ない。
その話はまたそのような時期が来た時に改めてお話ししましょう、でも頭には入れておいて下さい…

とのこと。

改めて1月3日にお話しをしましょう。となりました。

先生は悪い事しか言わない。
最悪の事ばかり言う。
でも良い事を言って期待外れな結果になるよりは、悪い事を言って最悪のケースを想定させておいて、結果良くなった方が家族の心のケアがしやすい。
やっぱりお医者さんは賢いと思った。

一通り、先生とのお話しが済んでからまた顔を見に行きました。

「先生とお話ししてきたよー、少し良くなってきてるって!まだまだ苦しいかもしれないけど自分でも少しくらいは良くなってきてるの分かるよね?」と聞いたら頷きました。

そして、何かを必死で伝えたいようで私の手と父の手を強く握って一生懸命になっていて結果的に少し苦しくなってしまったようで。
側に先生がいてくれたので「モニターの値としては変わらないですよね?大丈夫ですよね?」と確認したところ「大丈夫です!たぶんご家族来てちょっと興奮しちゃってるのかな?すぐ落ち着くと思いますよ」と言ってくれたので、母に「少し落ち着こうね、ゆっくり呼吸しよう」と声をかけました。
少し落ち着いた所で「またあとで来るね」と話して一旦帰宅。


帰り際、私は買い物に寄って。父が先に帰宅して自分の兄弟に連絡を取っていました。

玄関ポストには宅配便の不在票。
なーんだ、お父さん気付かなかったのかー…と、差出人を見たら母の古くからの大親友である方からでした。中学校?小学校?からの同級生。
私も何度かお会いした方。
すぐ宅配の手配をして貰って夕方までに届けてくれる事になり、スムーズに受け取る事が出来たのでお礼の電話と入院してしまった事を伝えて。
応援の伝言を承りました。

母の叔父、叔母が今日も来てくれて、更についさっき連絡したばかりの父の姉も駆けつけてくれて17時頃みんなで顔を見に行きました。

朝よりは目をしっかり開けていて、みんなの顔を見て
ちゃんと反応してくれました。

一通りみんなの顔を見せた後「お母さん、さっき○○さんから贈り物が届いたの、それでお礼の電話してお母さん入院しちゃった事話したら「頑張ってね!○○ちゃんなら大丈夫!応援してるから」って言ってたからね!」と言ったら涙を流してました。

更に朝より意思表示をするようになっていて右手で何かを一生懸命書いていました。

読み取れず「ごめん、どうした?読めない…」と言ってる内に母の叔父が気付いてくれました。

答えは「みず」

叔父が「水か!?」と聞いたら、しっかり頷いて。

看護師さんに相談したら口内洗浄して少し潤わせますと言ってくれたので、それを伝えて待っててもらいました。

少しして、叔父さん叔母さん達が帰る事になり父が見送りに。
私はなんだか離れがたくて残って、久しぶりに二人で話しました。
「気付いてる?今久しぶりに二人なんだよー」と言ったら、コクン。
すると私の手にまた何かを指先で書き始める。
手のひらでわからず…。
手の甲に変えてみて、神経を集中させたもののなかなか分かってあげられず…でも3度目の正直?くらいで気付いた。

答えは「いなか」

「わかった!田舎ね!」に頷いて。
「おばあちゃんは元気だからちゃんとみんなで帰って元気にしてるって話してるから安心して」と言ったらまた涙を流しました。

きっと帰りたい気持ちと自分の母に会いたい気持ちとがあったのでしょう。

「入院した時、ここの病室におばあちゃん来たのは覚えてる?」と聞いてみたら首を傾げていたので記憶がしっかりしたのはやはり入院翌日だった様子。

しばらくしてまた指先で私の手の甲に文字を。

今度はすぐ分かった。

「みず」…(笑)

「水ね、早く持ってこい!って?」と笑いながら聞いたら、大きく頷いたので、看護師さんに伝えました。

看護師さんにはまだ飲めないからねーってなだめられ、そのままお着替えと身体の向きを変えるので…って事になったので私も一旦退室。


父もお見送りから戻ってきて少ししてからまた入室して、様子を見て。
私、こっそりお母さんの手の甲に「ごめんね」「ごめん」と指先で書いてしまいました。
気付いたかな…?
今日は帰ってまた明日来るからねって挨拶して「はい、帰るからギュッてして」と言ったらきちんと握りしめてくれました。




お母さん。
今日は昨日よりも沢山お話し出来たね。
今日もありがとう。
笑う事で人は元気になれる、そう信じてるからなるべく笑って話すようにしてるんだよ。
私はこんな状態の時に笑うのがあまり上手くないかもしれないけど、伝わってるかな?
今日は指先動かして文字書いて教えてくれたね。
ありがとう。
苦しい思いいっぱいさせてごめんね。
頑張ってるのに何度も何度も頑張ってって、みんなで頑張ってって言い続けててごめんね。
管だらけにしてごめんね。
でもね、一日でも長く長くまだまだずっと温かいお母さんの手を握っていたいんだよ。
また明日もお話ししようね。
指先で書いてくれる文字しっかり早く読み取れるように頑張るから。