おはようございます、根本 沙璃(さり)です。

二十四節気のコラムをお届けします。


本コラムを通じて、季節の移ろいを味わい

母なる地球とのつながりを
感じていただけましたら、幸いです(^^

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それでは、第三節氣、さっそく
行ってみましょう!



【三節氣 啓蟄(けいちつ)】

本日、3月5日~3月20日頃まで

啓蟄とは、「巣ごもりの虫、戸を開く」

という意味からきています。

冬の間、土の中で眠っていた虫たちが

地上に這い出てくる頃です。

虫とは、昆虫だけでなく、カエル

ヘビ、トカゲなど、小さな生き物を指します。

雷の初雷が鳴るころで、いにしえの人は

虫たちが、この雷の音に驚いて

目を覚まし、地上に出てくると考えられていました。


ところで、私たち、人間にも「虫」という言葉を

使って、様々な状態の表現がありますね。


・虫の居所が悪い

・虫がいい話だ

・カンの虫

・腹の虫がおさまらない

・虫の知らせ

・虫が騒ぐ



これは、人間の身体の中にいる「虫」

が、心の奥の意識や感情に影響を

与えると考えられていたためです。

この時期は、医学的にも、情緒的に

不安定になったり、自律神経が乱れやすい

とされていますが

これは、眠っていた「虫」が動き始めた

からかもしれません。


きっと、ぴょん吉のような存在が

私達の中にあるのだと思います。

この「虫」とうまく付き合うことは

きっと、自分とつながることなのかもしれませんね。


そんなこんなで、ここからいろいろと

表だった動きが出てきたり、動きたくなる

時期になります。

どんどんと、自分に日の目を見せてあげましょう。

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【啓蟄の開運フード】

旬の物を食べるのは
エネルギーがもっとも高いので
おすすめです。

啓蟄の時期のおすすめは

・ワラビ

・ゼンマイ

・新たまねぎ

 

 



「春には苦みを盛れ」

という言葉があるそうで、春の野菜には

冬の間に溜まった老廃物を洗い流す

作用があります。

新タマネギは、血液をきれいにする作用が。

春のめぐみを食べて、シャキっと整えましょう!


★オマケ

この時期の言葉に「桃始笑」というものがあります。

これは、「もも、はじめて、わらう」と読みます。

3月の中旬~下旬にかけて、桃の花が

咲き誇りますが、この言葉はまさに

桃が春の訪れを喜ぶように咲く

様子なんだそうです。


古来は

笑う=咲く

咲く=笑う

として使われていたそうで

どうやら、咲くと笑うは、セットみたいです。

人も自然界の一部ですから、

私達が笑う(喜ぶ)と、咲くのです。


笑う門には、福来たる、と言うように


おもしろおかしくて笑うことから

喜びで頬笑むことまで、福を呼ぶのですね~。

道に咲き誇る、一輪の花とともに

福を育てていきたいものですね。


それでは、本格的な春を満喫しましょう!