以前調べておいて、アップするタイミングを逸した記事です。
一旦作成した後で、正確に件数を調べるために県民共済の事務所で過去のディスクローズ資料を閲覧させてもらおうと思ったのですが、しばらくその機会もなさそうなので、今回アップさせていただきます。あくまで参考です。

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図書館とネットでここ数年の県民共済住宅の着工(引渡し)件数を調べてみました。データソースがバラバラなので参考程度のものです。


H15(2003).4.1~16.3.31   835棟(※)
H16(2004).8.1~17.7.31  1,125棟(完成引渡し)
H17(2005).8.1~18.7.31  1,266棟(完成引渡し)
H18(2006).8.1~19.7.31 不明(※)
H19(2007).4.1~20.3.31  1,310棟(※)
H20(2008).4.1~21.3.31  1,305棟(※)
H21(2009).4.1~22.3.31  1,320棟(※)
H22(2010).4.1~23.3.31 1,420棟(※)
H23(2011).8.1~24.7.31 1,445棟(完成引渡し) 過去最高

出典:(※)は日経ホームビルダーより(4-3月ベースに合わせました。H18は図書館においてませんでした)
H16,H17は巨大掲示板の過去ログより
H23は 埼玉県民共済公式HPより
http://www.saitama-kyosai.or.jp/disclosure/12-09-10-15.pdf

H23決算報告からの一部抜粋: 住宅部門につきましては、平成20年4月の生協法の改定による「共済事業との兼業禁止」に対応するため、当組合の100%出資の子会社である「株式会社 県民共済住宅」を設立し、同年8月から子会社での営業を開始いたしましたが、「高品質の上にどこよりも低価格で、安心して注文できる」との評価が消費者の間に定着してきております。当期の完成引渡件数は1,445棟と過去最高を記録し、木造注文住宅のビルダーとして引き続き県内第1位のご注文をいただいております。

直近の、完成引渡1,445棟で考えると、
「1月あたりの引渡数は約120件
「仮に1軒あたりの売上が1500万とすると、売上はおおよそ217億円・・・控え目にみても200億円規模」
ということです。


この数を鑑みると、ショールームや打ち合わせスペースの混雑振りも裏付けられます。また、県民共済住宅の価格競争力・交渉力の強さも推し量れるのではないでしょうか。

また、シェアで考えると、埼玉県のHP「平成23年統計年鑑 6 建設・住宅」内"市区町村別、利用関係別、種類別着工新設住宅数"によると、平成22年度の持家利用の新設住宅数は18,808戸とあります。着工と引渡しではデータにラグがありますが、概算のシェアはおおよそ7~8%と考えることができます。
新設住宅数の中には、当然建売住宅なども含まれるので、埼玉県における注文住宅で考えると県民共済のシェアはかなり高いと思われます。

だから何だというわけではないですが、これだけ数があると何かしら安心かなと多少は思います。また、この経済情勢の中で着実に件数が伸びているのは、時代の流れでしょうか。