知人の転職相談にアドバイスをしました。
 
製造業に勤務で 人出不足でしんどいと言ってました。
終身雇用はくずれつつある日本は
人材はどんどん流動的になってきています。
 
そのうえにSNSなど 新たな稼ぎ方も増えていて
工場勤務など しんどい部分もある製造業には
なかなか人材が集まらないです。
 
 
誰かがやめて 人員補充したくても
求人応募が来なくって 結局 残った人数で現場を回すしかない。
 
退職者がでたあとは
「緊急事態」「今だけ乗り切れば」「やるしかない」で
現場の努力で乗り切り 効率化が図れる部分もあります。
 
しかし、その後補充がないと 現場は疲弊し
さらに 退職者がでるという感じです。
辛いですよね。
 
 
 
 
退職を考えている知人には
「先に 再就職先を見つけてから 退職したほうがいい」
とアドバイスしました。
 
知人本人は とてもしんどいので
とにかく今すぐにでも辞めたいモードでしたが
ここは 戦略的に動く必要があります。
 
再就職は
「すでに辞めていて 無職の状態から うちに応募してきた」
よりも
「今現在も 製造業で長年働いている。その中で次のステージを探している」
というほうが
決まりやすいと思います。
 
 
前者は 
無職で収入がなく 次の稼ぎ先を早く見つけなければならないので
求職者本人にも余裕がない。
雇い入れる再就職先にしたら
「なぜ前職をやめたのだろう?」という疑問がでます。
「解雇されたのだろうか?」「能力がなくて 暗にやめさせられたのだろうか?」
つまり
求職者のほうが分が悪いのです。
 
後者は
ヘッドハンティングみたいなもの。
求職者は 我慢さえすれば
現職で働き続けることができ収入を失うことはありません。
余裕があるため 再就職先は選ぶ立場に立てます。
雇い入れる再就職先は 
「いま勤務している先と うちと条件面で比較されるだろう」
 (条件をよくしないと 来てくれない)
「今現在も勤務しているということは 即戦力だ」と
思います。
 
 
こういった理由から
先に 再就職先を見つけてから 
退職したほうが いい転職先を選択できる可能性が高いと思います。