実家で御節を作らなくなって

久しいですが

御節を食べないご家庭もかなり増えてきているようです。


「節」の縁起物なので

食べる風習は継続したほうがいいのでは…

と思ってます。

(3日間とは言わないが)



今年の(実家の)御節はミシェラン和洋揃い踏み












この2つの御節の違い、わかりますでしょうか?
どちらも値段はさほど変わりません。

洋風御節は
和風御節と比較すると手抜きというか
大量生産によるものです。


見分け方はしきいのみで盛り付けされているか
カップに入れて盛り付けしているか
です。

カップに料理入れて
それを御重に詰め合わせていくのは
楽だし手早くできます。大きさが揃ってなくても
カップに入れれば
カップが守ってくれますから崩れない。
バイトでもできます。
(もっと安いとなるとカップの中で盛り付けがくずれるから蓋があるカップになったりする)


しいきのみで盛り付けられている
和御節は、一つ一つの寸法を均一にしあげなければ
きっちり納まりませんから
そこから手がかかってます。

魚の焼き物、一つとっても
まずは均一、見た目美しく となると
一匹からとれる量が限られ
ロスがでます。
また
いくら均等に切り分けても
焼く時にある程度 縮みますから
焼き方にも熟練の職人が手作業で行う必要があります。



盛り付け方も
バイトでもできる盛り付け方
(スピーディーに沢山つくれる)
職人が一つ一つ盛り付けている
違いが見てとれます。

海老のところみても
洋御節は4?となりましたし
カップ入れにもかかわらず
カップの中のスペースが空いてしまっているから
金柑と小梅のシロップ煮で埋めています。

他のところもブロッコリーで埋めたり
いくらで埋めたりと
動かないように工夫がされてます。


和御節と洋御節のどちらにも
昆布巻が入っていますが
見た目が全く違います。
洋御節には中心が真ん中になってません。
しかも丸くもない…

縁起物なのでこういうところにも
配慮して数万円の御節だと思うのです。


高い御節でも
ちゃんと その値段なりの手のかけ方や
気持ちの入った商品になっているか。

作りてさんからの話を伺うと
色々と面白いです。

令和6年は
「値段」ではなく 本当に価値のあるものを
手にしたり、口にしたりしたいなと思います。

また武田事務所も
本当に価値があると思って頂けるサービス提供を
させていただけるよう
努力していきたいと思います。