本日、無事にバリ島から帰国しました。
いろいろ、トラブルもありましたが、全体的には楽しい旅だったと思います。最終日は、出発までの時間をちょっともてあましましたが、その分ゆっくりできてよかったと思います。
私たちは、現地にいるときによく比喩して「バリ時間」と言っていましたが、私たちは「時間」にすごく支配されています。それが、日本人らしいところなんですよね。たとえば、JRとかの電車にしても時間通りに運行されます。運転手は「数秒」の時間差を求められて、仕事をしています。私たちは、そんな「正確」な時間の中で、動いているので、時間通りでないとなにか、違和感を感じます。おそらく、バリの人たちは、時間や勤勉な労働なんかには、とらわれない生活をしているのでしょう。
とにかく、こまごましていないですね。ちょっとお客の少ない時間に店に入ると、ほとんどの定員は床に座って雑談しています。レストランも、客が少ない時間とかにいくと「休み?」というくらい、全く客に興味がありません。昨日の最終便で、出国するときも驚くことばかり。まず、空港の入ると、荷物検査があります。女房が手荷物にワインを持っていて「これは持ち込めない」とひと悶着。結局は、スーツケースに入れることで決着したのですが、でも、よく見ると私の手持ちバックには飲みかけのペットボトルが・・・・・それはいいの?という感じですが、あまり気にしていません。
夜中の12時フライトということで、空港についたころから、もう眠くて眠くて、出発待合室に入れたのも、11時半を過ぎたあたり。どうなってるの?と思っていたら、もっと驚くことに、CAが続々集まってきた。その数、ざっと15人はいるだろうか。なぜにこんなにCAが必要なんだろう?それが、出発の15分前。これって時間どうりに出発するわけ?と思っていると、もっとびっくりしたことに、機長と副操縦士らしき人がゆっくり歩いて登場。「えっ?!」あと、10分で出発時間というのに・・・・。悠長に、CAと握手したり、雑談し始めた、おいおい、と思っているときに、「出発は1時に変更になりました」という、片言日本語のアナウンス。これが、日本ならちょっとクレーム着きますよねぇ。全く悪びれた様子もなく、12時半くらいに、機長とCAは機内に消えました。
それからというのも、GSは雑談して、大笑いしたり、床に座ってみたり、何のアナウンスも無く、1時前。急に搭乗が始まった。いい加減待たされ、そんなスタッフの姿を見せつけられた大阪の客は、一斉に搭乗口に殺到。「最初に何列目以降の」とか言いながら、チェックもせずにどんどん通す。もう、呆れてしまって・・・・
まあ、でもそれがお国柄なんでしょうね。時間に制約されて、せこせこ生きるのではなく、おおらかに生きてきた証拠なんでしょう。そう考えると、日本人の生き方ってどうなんだろうと思ってしまう。と、思いながらも、機内では秒殺で爆睡。気が付けば大阪でした。