こんばんは


彼女からブログで最後にメッセージがあったのは5月末。

大阪の緩和ケアのある病院へ入院された彼女が、今どんな状況なのか?

誰も分からず1ヵ月が過ぎました。


彼女が、体調の異変を感じたのが昨年6月。

そして、ステージ4のガン告知を受けたのが8月だったそう。


ニューヨークに仕事・生活の拠点を置いていた彼女。

思わぬ人生の変更を余儀なくされ、20年必死で生きた大好きな街ニューヨークを突然去ることとなり、日本での抗がん剤治療が始まりました。

そして、ニューヨークでの生活を締めくくるために、昨年11月に一人で再びニューヨークへ

主治医から処方された痛み止めを御守りに、許された滞在期間はたったの1週間でした。

画像お借りしました


思い出たっぷりに詰まったアパートにあるほとんどの品は、管理人さんの娘さんへ

彼女は、なんとか運ぶことができたスーツケース3個とともに命懸けで日本へ戻られました。


彼女が日本の女性たちのために書いたいくつかの本は、たくさんの方から支持を得て海外でも

彼女に救われた人はどれほどいたことでしょう。


私は彼女から「私は私」の生き方を教わりました。

どんな時も、この生き方は私の支えとなっています。


プライベートを大切にされていた彼女。

サロンメンバーである私たちも踏み込んではいけない領域は十分理解していました。


そんな彼女が、ガン告知後はブログに「今の私」を公表していたことに驚きました。

すべては、同じガンで闘病生活を送っている人たちへの応援メッセージだったのでしょう。

そして、SNSのサロンでは、彼女自身のことも教えてくれました。


あるブロガーさんもおっしゃっていましたが、命はいつか終わるもの。

日々生きていることに感謝することの大切さ。

時間の大切さ。

彼女も同じ思いで生きてこられました。


そして、人は年齢ではなく、限られた時間をどう生きたかを大切にされていました。


エリカさんは、生きていくのが厳しいニューヨークで強く美しく生きた人。

他人の喜びを自分のことのように喜んでくれる人。

頑張っている人を応援してくれる人。

エリカさんの「ステキ」を上げればキリがありません。


小麦色に日焼けし、長い黒髪にスラリとした美人さん。

初めてエリカさんに会ったときの姿が目に浮かんできます。


私がエリカさんに送ったメッセージは、未だ既読になっていません。

少しでも心が和んでくれたらと思い、美しい季節のお花の写真を送っています。

毎日、祈るような思いでエリカさんの快復を願っています。

 


今月は、エリカさんのお誕生日があります。

彼女が生まれ、出逢えたことに感謝したいと思います。


先日行った大阪の街を歩きながら、この街のどこかで、エリカさんは病気と闘っているんだと思いました。


願いが叶うなら、もう一度エリカさんにお会いしたいです。