今回の航空機事故のこと、能登半島地震で被災された方々のこと
心を痛めておりました。

スターフライヤーは(条件を満たした場合のみ)機内に動物さんと一緒に搭乗できるとありますが、非常時には機内に動物さんは残して脱出しないといけないとありましたね。
今回の能登半島地震で避難を余儀なくされている方も動物さんと一緒に避難する事が難しい場合もあるでしょう。
辛い出来事が続いている今
どうやってこの子たちを守るか
不幸にして亡くしてしまった命に対して祈ること、話しかけること、飼い主さんが悲しみから、慈しみの心で
愛する動物さんと向き合い送ることができるよう私たちも自分のこととして
考えていかなくてはと感じています。

以下、「キキのテーブルさん」の記事を転載させていただきます。

🐾天災や事故で愛するペットを亡くした後、飼い主さんにできること🐾
 
元旦の地震、続いて羽田空港でのJAL機炎上のニュースは、どうぶつと暮らし家族のように愛する方の心を凍らせる出来事でした。
被災した方々はもちろんのことですが、家の中にペットは取り残されていないか?外に繋がれている犬はいないか?炎上する機体に預けられたペットはいたのだろうか?
ペットと暮らす多くの方が、こんな風にどうぶつたちの身を案じたことでしょう。
 
今回のように不可抗力的な出来事に遭ってペットを亡くした方へ、私の仕事アニマルコミュニケーションの見地から、飼い主さんだからできること&やっていただきたいことを記します。
アニマルコミュニケーションのことを信じていなくとも大丈夫です。「ペットの魂の供養」という点において、過去の経験値から、理にかなっていることだけを集約してお伝えします。
 
① ペットは死をどんな風にとらえているのか?
 
今まで、5000頭以上のどうぶつの心と直接繋がって話した経験から言えることは、
どうぶつたちは死自体を怖れてはいません。
私たち人間が死を怖いと感じるのは、死に際しての痛み以外で言えば…
「自我による執着がある」からと言えます。
具体的には、自分自身が全て無くなってしまう恐怖、財産や名誉が無くなってしまう恐怖、家族や愛する人と2度と会えなくなるのではないかという恐怖などです。こういった自我による物的な執着が恐怖という感情をおこし、それに囚われてしまうわけです。
一方どうぶつたちは、自分の財産や名誉などに全く執着しませんので恐怖心はほぼありません。

② たくさんのどうぶつの心を通訳してわかったことはペットにあるのは、飼い主さんへの愛だけ
 
人間の愛情を受けたペットにあるのは、飼い主さんへの愛だけです。そして彼らは、生と死を私たち人間のように対比した形でみていません。生来的に、生も死も大きな循環の輪の両端にあると理解している子がほとんどです。
ですから死の工程を進んでいるとき、病気などで痛みや苦痛があった場合一時に混乱しますが、無事に身体の外へ出た際は、重いコート(病気の肉体)をパーっと脱ぎ捨てたように、「あーさっぱりした。ようやく軽くなった」と言ってくる子も多いのです。
 
③ ペットが死後、最も悲しむのは飼い主さんの深い悲しみと自責の念を感じる時
 
① と②で書いたように、この物的世界への執着を持たないペットたちは、基本的に死を怖れてはいませんが、そんな彼らも死を認めない、不安でいっぱいの時があります。
 
私たちアニマルコミュニケーターは、ペットロスの方のペットをリーデイングする度、その方の愛する子に言われます。「ママが悲しんでいるから、どこにもいかない(この世にとどまっている)」
また迷子になって、すでに命を落としている子も、飼い主さんがその子の死を認めたくない場合、飼い主さんの気持ちに応えて、自分も死を認めないのです。
この状態はどうぶつ本来の考えに反するので、ペットにしたら、とても苦しいことです。
 
④飼い主さんにできること
 
まず一番が、ご自分を責めないでください。天災や事故は、個人の力ではどうにもしようがない不可抗力です。
もともと生に執着がないどうぶつたちですが、死ぬ前に感じた感情は強く残っています。
今回のJAL機炎上の事故などは、「飼い主さんと離れた場所で突然起こった、衝撃と爆音と煙による不安と恐怖」です。
そこへ飼い主さんの強い自責の念、たとえば「私が飛行機に乗せたばかりにこんなことになって、ごめんなさい」というマイナスの念が来ると、事故に遭った時の恐怖プラス不安の上に、飼い主さんが自分を責める気持ちが乗って、彼らは身動きできなくなってしまうのです。
 
以下のことを、お一人で無理な場合はご家族やお友達と一緒に、毎日行ってください。
*愛する子をお迎えに行くことを、強くイメージしてください。イメージするのは、
いつも帰宅した際にする決まった行動や、病院、ペットホテル、トリミングなどに迎えに行った時の光景でもいいでしょう。
その際いつもするように、胸にぎゅっと抱きしめてフワフワの毛に顔を埋めたときの
毛の感触・その子の体温・肉球の感触・鼻の冷たさなど、できるだけ具体的にイメージ(映像として思い描いて)ください。もちろん悲しみが深いのですから、泣いてしまうでしょうし、お辛いことと思います。
でもその子のためにできる唯一のことですから、頑張ってイメージしてあげてください。
思いっきりその子を抱きしめたら、あなたの言葉でその子に言ってあげてください。
「おかえり。もう大丈夫だよ。怖かったね、迎えに行けなくてごめんね。でももう大丈夫、お家に帰ってきたよ、安心してね。おかえり」
上記のような文言を、その子をしっかりイメージして毎日時間を決め、言ってあげてほしいのです。
飼い主さんが、亡くなった子の死を認めて「おかえり」という気持ちになって初めて、ペットたちは亡くなった時の恐怖や不安から解放されていきます。
 
*五感の中で匂い(臭覚)と耳(聴覚)は残りやすいと言われています。
人が臨終の際、耳元で話しかけてあげるといいというのをご存じの方も多いことでしょう。
どうぶつたちは加えて、特に犬は鼻の感覚がすぐれていますし、猫なら耳の感覚がすぐれています。お供えは少量でいいので、生前あげていた形で(ドライフードなら封を切って)
飼い主さんが実際に声をかけてあげてください。泣いてしまいお辛いことと思いますが、
声をかけてあげてください。ペットたちはよく、「ママが○○と話しかけてくるよ」と、その内容を教えてくれるものです。彼らはちゃんと聞いていますから、名前を呼んで話かけてあげてください。
 
*飼い主さんの心のケアー
飼い主さんの心が癒されることイコールどうぶつの魂の浄化になります。
飼い主さんにとって愛する子は、親友であり時に子供のようであり、ある方にとっては恋人であったりもします。その愛しい存在を、自分ではどうにもしようのない不可抗力的なことで奪われたのですから、悲しくて当然です。
周りの方は「たかがペットが死んだくらいで」などという視点はもたず、ご自分が恋人や子供、親を失った時の気持ちを想像して、愛と優しさで見守ってあげていただきたいと切に願います。
 
※機内へのペット同伴について
今回のJALの事故で、ペットを貨物室ではなく、機内に同伴するべきという
意見がネット上で溢れているそうです。短時間で、2万件近い署名も集まったとのことです。
 
とても大事な視点だと思いますが、もし機内に同伴できたとしても、今回のように機体が炎上しいつ爆発するかもしれない、一刻の猶予もなく逃げなければいけない事態の場合、どうするのか?
今回の場合だと、乗客は一切の手荷物を捨て、身一つでの非難となっています。
「ペットの機内同伴」は避難方法も合わせての、現実的総合的議論がとても大事になってくると感じました。
 
JAL機で、今のところ公開になっている情報では2件のペットの預かりがあり、
そのうちの1件は猫と出ていました。
飼い主さんのお気持ちを想像しただけで我が家の猫のことが重なって、胸が張り裂けそうな気持ちになります。
心より、心よりお悔やみ申し上げます。
もし当事者の方やお知り合いにこのような思いをした方がいらして、お聞きになりたいことがあったら、HPアドレスのお問い合わせからお聞きください。
見解などの違いからくる議論等にはお応えいたしませんが、(あしからずご了承くださいませ)
私でわかる建設的なことがあれば、全力でお答えしたいと思います。