昨日の続きです。
今日は、オルタ美術館についてメモっておきたいと思います。

オルタ美術館は、アールヌーヴォーの建築家ヴィクトル・オルタの邸宅です。自宅と事務所を併設した作りなっています。
↓自邸前のオルタ。この写真の当時と外観は何ひとつ変わっていません。


Copyright© 2007 Horta Museum All rights reserved.


中は、溢れる光が眩しく輝く、大変美しい空間が広がっています。
  
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オルタの建築はベルギー国内に数百残されていると言われており、2000年、この内オルタの自邸を含む4軒がユネスコの世界遺産に登録されました。現在、一般公開されているのはこの自邸だけです。
ブリュッセルの町を歩いていると、目を疑うような美しい外観の家々があちらこちらに点々とたくさんあります。
覗き見てみたい衝動に駆られますが、(こっそり観察する限り)大抵の家々について現在も住んでいる方がおられ、ごく普通に生活の場として使用されているようです。
それだけに傷みもかなり進んでいて、そのような箇所が目に付く度に、胸が苦しくなるような切ない気持ちにもなります。
これから徐々に手が入っていくのでしょうか・・・。

同じように素晴らしい建築物が立ち並ぶハンガリーのブダペストは、それよりも更に損傷が激しく、直視するのがつらいほどです。
巨大で重厚な建築物はどれも極めて豪華で装飾が施され、それだけに、その修復には莫大な費用と技術を要することでしょう。
国家として修復に割ける予算がないのか、修復しようという意識が低いのか。
おそらくは前者でしょう。
みんなでブダペストに観光に行って、復興費用の調達に貢献しよう!

ああいう街並みを見ていると、パリ市が街並みや建造物の「外観」(本当は中もやりかえて欲しくないけど・・・)を守るためにどれだけの費用と手間をかけているかが伺い知れて、非常に興味深く感じます。

続きはまたいつか・・・