Le Petit Cheritane n°16少し前に訪れたポーラ美術館で知った "扇" と"その文化" に、私はすっかりクラクラ♪ 来てしまいました。

あの時、図録はないんだぁ・・・と、その点だけ寂しく思いながら美術館を後にしたのですが。

図録じゃなくて、立派な書籍が出ていました。

そう言えば、確かにあの時、この本がミュージアム・ショップに並んでいました・・・;


本のタイトルとその小企画展のタイトルが違っていたので、まさか図録とは思わなかったんですよね。
何かこう ・・・適当に 多少内容の近い本を並べているだけなんだろうと思ってました。
まんま、"図録" だったとは ・・。
私ったら、何という決め付け。中を見もしないで;

この本はポーラ文化研究所から出ており、amazon では扱いが無かったのですが、版元ドットコム にはちゃんとありました。さすが☆
その名も、「扇物語」です。
昨年の 10月に出版されたものです。

写真集+ちょっとした解説が添えてあったりしたらいいなぁ・・・♪ なんて思ったら。
全然、でした。
多くの参考文献を用いた記述に、豊富な資料も惜しみなく添えられた、実に見応え+読み応えのある一冊でした☆
先に進むのが勿体ないような、でもなるほど~という喜びから進むのを止めることもまたままならないような。美しい芸術作品を軸に、歴史を辿れることができるとは、何と幸せな。

こういう本に触れる度、"知る喜び" に勝るものはないかもしれないと思います^^
人生には実に様々な喜びがあるけれど、なかでも "知る" ことは、私にとって "最も欠くことのできない 喜び" なのかもしれません。

楽しい~( ´艸`)♪