グチになってしまうと思うので、スルーして下さい。
ただ私が残しておきたいだけなので( ´艸`;)


レンブラントの夜警/ピーター グリーナウェイ

¥1,680
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ピーター・グリーナウェイ監督作品です。

このような題材で、これほど不愉快な映画が存在しようとは ・・・。
開始直後から、ただただ逃げ場を探して視線が画面をさまよってしまいます。

まず、登場する人物がただただ多弁。
冒頭からエンドレスで、全く意味のない下品で軽薄はセリフが続きます。なんというか・・・病的です ;
しかもそれらのセリフが空しいほどいちいち大げさで。
たまに電車のなかなどで、大~きな声で意味のない言葉をやたらとしゃべり続ける中学生たちっていますけど、あの状態です。若者にはああいう自意識過多の時期が(一瞬は)あっても良いと思いますが、作品に登場する人物がすべてあんな状態なのは、見るものに対する "妨害" でしかありません。
あまりの言葉数に字幕もそのキャパを越え、始終、画面下で白字がピカピカピカ点滅を続けます ・・・・・
そのスピードでスーパーを出さないと追いつかないということだと思いますが、しかし邪魔だー・・・。

次に、それほどに饒舌な人物たちを写していながら、映像がレンブランドの作品を意識し過ぎている点。
彼の絵画作品そのもののような、遠くから複数人を捉えた絵に、大人数で交わされる騒々しい押し問答の音声を乗せられるのため、一人一人の表情や動きは遠すぎて見えて来ず、一体誰が何を言ったのかは全くわかりません。終始この調子なので、このやりとりからストーリーを理解する他ありません。が、ストーリーとは関係のない半ば分裂的とも思えるようなやりとりも多く、忍耐を持ってしてもあまりに聞くに堪えないものなのです ・・・。

最後に。音楽。
すでにわけのわからない状態なのに、そこに全く意味のない弦楽器の音が響きます。キーキーと、展開とまるで関係なく思わせぶりに小さく響く音の煩わしさ。これがすっとんきょうでなくて何なんでしょう。

何かを想像したり、何かに感じ入ったりという映画鑑賞の楽しみを "奪う" 雑音のごとく続く大きな声、浅はかな画面構成、耳鳴りのような音楽。苦痛です。
耐えかねて、まず、絶えず白く点滅を続けている字幕スーパーを消してみました。
多少スッキリしたものの、相変わらず言葉数が多過ぎて も~ ウルサーイ ・・・。
そこで、音声も消してみました。
ますますスッキリしたももの、人物の台詞に全てを解説させる作品ゆえ、ストーリーがわからず。。。
でも "絵" としては綺麗☆
とは言えそれも長くは続きません。
すぐにドタバタ劇のようなシーンに変わるので。

溜まりかねて、寝てみました。
いつまでもこんな風に進んでいくわけではないだろうし ・・・。
なんて 淡い期待を胸に、眠ろうとして眠りました。

起きると、眠る前と何ひとつ変わらぬまま、作品は続いていました。


途中で見るのを止めた映画は、これが初めてでした。チャンチャン。