Le Petit Cheritane n°16

チケットがくちゃくちゃですが ・・・;
生誕150年 ルネ・ラリック 華やぎのジュエリーから煌きのガラスへ」展を見ました。
アール・ヌーヴォーの宝飾デザイナーを経て、アール・デコのガラス工芸家として活躍したルネ・ラリックが、2010年に生誕から150周年となるのに合わせて企画されたもの。
国内外の主要コレクションから 400点を一堂に、という触れ込みの比較的大掛かりな展示です。
構成はジュエリーとガラスとの二部構成になっています。

なかなか楽しめるものではありましたが、展示された作品の質としては、いま一歩という印象でした。
オルセー美術館やパリ装飾美術館、箱根のラリック美術館に展示されているものが仮に "オートクチュール" と表現できるなら、今回展示されていたものの多くが "プレタポルテ" とでも言えるかも知れません。
チケットに使われているハット・ピン《ケシ》(1897年 オルセー美術館蔵)とあといくつかが見応えがあった他は、以前に見たものに 製作の手数が減るようにアレンジしたような印象を受けるレベルのものが多く、作品を見て息を飲むようなものはなかったなぁ ・・・。
総じて、「ふむふむ。」という感じ。
やや期待値が高すぎたかも知れません。
でも、楽しかった~。

ラリックの作品世界に触れ、またラリック美術館に行きたくなって来ました。
あそこは本当に良いものを置いてますよね。
だけど、"引き出し" がない ( ̄▽ ̄*)
全てを出し切っているので、展示内容がほんとどまったく・・・変わらない 。
もちろん、それはそれで魅力ですが、もう少し変化があったらそれもまた楽しいかなと ( ´艸`)♪

この企画展は次は MOA美術館へと巡回します。


帰りがけ、思わずもらって来たポストカード。
まだ だいぶ先ですが、ロートレック作品展@Bunkamura ザ・ミュージアム。これも楽しみ~ ☆

Le Petit Cheritane n°16