夏が過ぎ去るのは、寂しいことです。
Le Petit Cheritane n°16あぁ終わってしまう ・・・。
そんな風に思うのは夏だけです。
秋の去り際に寂しさはないし、冬が去る時には春の訪れに心踊り、春が過ぎる頃は夏の陽射しに心が躍る。
夏が過ぎてしまうのだけが、いかにも名残惜しい。
        
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文芸春秋に掲載されていた芥川賞受賞作 「終の住処」を読みました。
数年前、同じように受賞作として掲載されていた「蛇にピアス」 の読後感に心底閉口し、芥川賞作品は自分とは合わないと感じて以来、発表の号では該当するページを飛ばして読むようになりました。
暫く迷っていたのですが、今号は久しぶりに読んでみました。と、やっぱり合わない ( ̄▽  ̄;)
所々面白くもあり読み進んでみたものの、読み終えると 「で ? 」となり、何も、空虚さすら、残らない。
選評を読みましたが、ペダンチズムの匂いが鼻に付くというに共感しました。

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そこに名残惜しさを感じる 何か。
そういう何か。
私はそれが好き。