アメリ (ブルーレイディスク)

¥4,481

「アメリ」 を観ました。
ある種の "Freak show" を見せられた気分です。
そうとは知らずに無防備な気持ちで見始めたため、ややキツかったです;
抵抗 ・・・とまでは行かないものの、生理的に素直に受け入れにくい要素も多々ありました。
床や壁を這う虫のおぞましさとか、理解不能な笑顔を向けられた時の怖ろしさとか、そうしたことに象徴されるようなグロテスクな世界と、日常自分が身を置いている世界と。その中間あたりに不安定に座らされた状態で鑑賞する美しくも毒々しい絵物語。
ブラック過ぎる。

正気では推し量れない世界の不気味さ。
子供の感性を失わず大人になることの美しさ。
純粋さの持つ残酷さ。
無知の尊さ。
悪意のない人間の始末の悪さと善意を備えた人間の後味の悪さ。
生々しさと鮮やかさ。

フランス映画らしい一本だと思いました。

面白い作品だと感じつつもまた消化し切れない自分がいます( ´艸`;)
今度は意識的に緩慢なテンションで、近いうちにもう一度見てみようと思っています。

関係ないけど、アメリ(あるいはオドレイ・トトゥ)はノッチに似てると思う。