ここんとこ勉強と不眠と過眠ばかりで息が詰まっていたので映画見てまいりました。


たまたま今日王様のブランチなんていう俗なテレビを見ていたら紹介されていた『ヒミズ 』。映画館を調べてみたら結構あちこちで上映されていたのですが、家から一番近い渋谷へ。


夕方までは勉強して、某友達を呼び出して買い物&夕飯。バーキンはやはり美味い。


その後友人とは別れてシネクイントへ行き鑑賞。


なんですが、公開初日だからなのか、主演のお二人がサプライズで挨拶に来てくれてました。(公式ページを見れば分かりますが本当に予定にはなかった挨拶だったようで)テンション上がるわぼけ。(肝心のお二人はすげえローテンションの挨拶でしたが)


ということで鑑賞。


いつも通り感想だけ手っ取り早く書くと、非常に面白かった。


漫画が原作じゃないと思いつかないであろうストーリー、キャラクター。

そして何よりも主演のお二人の演技が本当に凄かった。ぶっちゃけあまり有名でない(少なくとも自分は知りませんですた)役者さんなんですが、その分何の固定観念もなく見ることができ、その上凄まじい熱演をしてくれるもんだから映画の世界にガッツリ引きこまれます。


あと茶沢さんの胸がでかかった。これが一番大事かもしれない。もう一回書く。茶沢さんの胸がでかかった。


そして映画館を出て、何か読んだことあるなぁ、と思いながらチラシを見てみて思い出した。『罪と罰』だ。あれと骨子が同じなんだ。なるほどね。ズシンと来ます。


ケチをつけるならば、最後に住田君が心変わりをするシーンは何かひとつ演出を入れた方がよかったのではないかと。糸を切るくらいのことで構わないので。多少陳腐になってもそれくらいやった方がテーマが埋没しないんじゃないかなぁ、なんて偉そうなことを書いてみる。



あとできれば茶沢さんが住田君を好きになる過程、ホームレスの人達に住田君が好かれるようになった経過なんかももう少し欲しかったかも。そこまでやったら2時間じゃ収まらなくなってたと思うけど。

友人は隣の映画館でやっていた別の映画を激しくオススメしてくれたのですが、こっち見ておいてよかった。DVD出たら買おう。



総じて、非常に広い意味での青春映画(冒頭の主演者の挨拶でもこの言葉を使うのは躊躇っていましたが)であり、愛をテーマにした破壊的映画で素晴らしい作品だとは思いますが、同時に、映画館を出て駅までの道を歩いて、この映画の訴える『青春』を理解できなさそうな若い人が溢れかえっていることに非常に悲しくもなりますた。

渋谷なんかで見たからあかんかったんかなぁ。