下克上ではないが、今の体制に不満を持つ者たちがオレの屋敷に集まっている。
馬が必要なのだが、うちの馬は行方不明になっている
名前を寸志という。



困った。
肝心のときにいないときた。
困っているうちに、隣りに住む娘が遊びに来ているのがわかった。
寸志がいにいじゃ仕方ないじゃない。
大きな声が寝所にまで聞こえてくる。
よくよく聞いていると寸志の代わりの馬を貸してくれるらしい。




有難いことではあるが、余計なお世話だとも思う。
何てお節介な娘なんだろう、と寝ぼけ頭で考えている。



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