メモリアルホールから解放され、ようやく自宅で横になっている。
葬式がこんなに疲れるものだとは、正直思わなかった。
地方によって差があるのだろうが、次々とやるべきことがある。



ひとつ終わったらてんでんバラバラに解散するのではなく、お勤めというものがあったり、集骨のやり方も違う。




生まれて初めてといっていいほど、礼をしまくった。
見覚えも何もあったもんじゃない。
礼をして初めて同級生だとわかった人も。
みんな口々に戻って来いと言う。
言うは易し、行うは難し、確かに何かの決断を迫られる時期にきているのは感じている。




人と人とのつながりも大切だとも思う。
ただ元々人付き合いは得意ではない。
ひとりの方がオレには合っているとも思う。




母ひとり残して、好きなことをやり続ける親不孝をいつまでも続けるわけにもいかないだろう。
再婚も考えないではない。
子孫を残さなければ。





同級生にしても、弟の友達にしても、いい年の子どもたちがいて、中に入れない話も出てくる。
羨ましいと思う。
となると、同級生ではなく、もっと若い女性を選ばなければならず、そこがまた難しい。





父の死によって、オレの人生が以前とは別の方向に動き出している。
何となく実感として感じている。
まあ先のことはまだわからないけれど。



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