◎渡米男児への心臓移植、無事終了
2010-09-29 19:15
時事通信

 重度の心臓病を患い、心臓移植を受けるため渡米した宮城県利府町の幼稚園児横山由宇人君(5)が移植手術を受け、無事終了したことが29日、分かった。「ゆうとくんを救う会」関係者が明らかにした。

 由宇人君は昨年11月に心臓の筋肉が薄くなり、機能が低下する「特発性拡張型心筋症」を発症。東北大学病院に入院していたが、米国で心臓移植を受けるため先月、ニューヨークに向け出発した。

 関係者によると、現地時間27日午後、ドナー(臓器提供者)が現れたと連絡が入り、同28日午前0時半すぎから手術を開始、同日中に無事終了した。容体は安定しているという。

 由宇人君の両親は「手術前には見られなかった心臓の鼓動が波打つ形を確認できることに感動している。
関係者の皆さまに深く感謝申し上げる」とのコメントを発表した。