大変お久しぶりでございます。
アメブロは、読む専門になってしまいました。
今週のH/Pのブログと同じギターですが、今年も終わるので、こちらでは、これの裏話的な事を書いてみようかと思います。
このギターは、B.Cリッチの社長が手作りした数本中の一本と言う事です。
これのネックの角度を直さなければならないのですが、ダブテールジョイントと分かっていればマーチン、ギブソンと同じようにネックを抜くのですが、ジョイントのタイプがわかりません。
ネットで情報を求めて、探し回っていたところ、アメリカにいました、やった事がある人。
画像もあり、「ダブテールジョイントじゃなさそうだな。」と、そしてもう一つ衝撃的な画像も含まれていたので、グーグル翻訳使って、「どーなんですか。」とメールで聞いてみました。
優しい方で、「こりゃ、ネックは取れないから、ヒールから切っちゃうんだ。」「ボルトオンネックにする事で、今後ネックのリセットは楽に出来るのさ!」「他にも画像があるから参考にしてくれ!」「キミの仕事が完了したらまた連絡をくれ!」「Good Luck!」こんな感じで。
スゲー!すげー!エクセレントでございます!
ジョイント、切っちゃってる。
1回見てたけど、私の考えには無い事だったので、もう一度見て、感心。
アメリカ人ってすげえ…。
ダブテールじゃない事だけ分かればよかったんだけど…
だから、迷っちゃったけど、「これが出来たら、良いとは思うけど…」
勇気はなーい!
ですので私は、クラシックギターの時と同じようにやります。
指板をハイポジション側が厚くなる様に直して、ネック角度の辻褄を合わせます。
ずい分長い事やっていますが、まだまだ勉強になる事が沢山あります。
前にやったモーリスのはっ付けネック等は、真面目にあんなに苦労しなくても、今度はこれでやってみる価値があるのではないかと思います。
と言って簡単と言う訳ではないですが…。
違うギターになちゃいますから、そこはオーナーと要相談ですね。
うちなんかには絶対に来ないけど、アグアドやハウザーなんかが来たらどうやるのかな…。