前売り券を購入し、
3月中旬に行っていた。
黒川紀章氏設計で凄いけど
毎度この建物は酔う~
現在開催中
どうしても土曜しか日にち取れず
人多めの中の鑑賞で疲労。
感想は薄めです…。
アンリ・マティス
(1869~1954年)
色彩の魔術師と言われた
フランスの画家。
今回「切り絵」という事で
興味が湧いて鑑賞へ。
繊細な技術が凄い職人技の人は
現代日本人で何人もいる。
マティスの切り絵は
そういう方向性ではなく…
大病後、体の負担を軽減する
ハサミでのデッサン。
切り取った紙を動かせば
自由に構図の変化が可能。
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切り絵に辿り着く前に、
油絵や素描
本の表紙デザイン
舞台装置や衣装などの展示。
色合いは南欧を連想する明るさ。
終の住処に選んだのは
その印象通り南仏ニース。
彫像も有り、
最初は作り込まれた人頭部が
制作を重ねるうちに
仮面のようにシンプルになっていく。
画でも、細やかな描写が
徐々にシンプルなライン取りに。
しかし曲線具合が
体の動きや生命の躍動を感じさせる。
線1本にムダが無い。
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※撮影OKエリア全ては撮っていない。
4.1m×8.7mの巨大な切り絵
「花と果実」は、平面ながら
リズミカルに生き生きと見えた。
他、特に気に入ったのは
墨で描かれた「木(プラナタス)」と
ステンドグラス「生命の木」
単純にステンドグラス好きな上
ポテポテとした丸味に
温かみや生命力を感じる。
生命の木とは…
生命を象徴する諸神話のモチーフ。
旧約聖書ではエデンの園の
中央に植えられた命の木。
マティスが室内装飾や
司祭服をデザインした
ロザリオ礼拝堂の空間再現。
(ニース郊外のヴァンス)
時間を追って照明が変化する。
(待てずに画像はあまり変化していないが)
床に映った光が綺麗だったが
人が途切れず撮れなかった。
司祭服のデザイン色々。
※画像以外にもまだある。
私は小~高校がカトリック。
学校に聖堂が有り
司祭によるミサがあった。
「司祭の服はシンプルで白」という
イメージで固まっていた。
故に尚更ポップな柄と色合いに驚き
ホントに表題通り「自由」だな~と
楽しくなった展示だった