王子は人魚姫に恋をする396 | 櫻葉小説~嵐と一緒に日向ぼっこ~

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櫻葉・大宮中心の妄想BL嵐小説を書いています。
かなり偏った内容になっております。
ご理解のあるかたのみご覧ください。

たまに日常のこともつらつら載せてます。


※無断での話・内容転写利用禁止
※アメともピグともは受け付けていません

俺も体を起こして、後ろに振り向き

まぁの腕を引きよると

俺の腕の中にすっぽり収まるまぁ。



そのまま抱きしめて



「宴のメインホールで俺自身が何をしていたか・・・・まぁが他の奴に取られているのばかり気にしてて、だれに話しかけられたかまったく覚えてないし、なんの話をしたかも曖昧だ。まぁ以外の誰かなんか見てないよ」



「ショウ・・・」



まぁが俺の腕の中で顔を上げ、俺を見つめる。



「やきもちやき」

俺が笑いながら額にキスを1つしてそう言うと



「だって!!!」



まぁが真っ赤になる。



「・・・・・嬉しいよ。

まぁも俺だけ・・・なんだよな?」



そう言って今度はまぁの唇にキスをした。



まぁもそれを受け止めて

二人抱き合ってキスを何度も繰り返す。



「綺麗だよ・・・まぁ・・・。

似合ってる・・・ドレス」



今夜は久々に女性の姿のまぁに惚れ惚れしながら

このまま押し倒したくなるけれど

ここは残念ながらそんなことをする場所じゃない。



「少しだけ待てるか?

すぐ終わらせるから・・・・。

あ・・・でも疲れただろ?

先に部屋で横になって・・・・」



「待ってる・・・」



まぁが俺にぎゅっと抱き着きそう言ってから、体を離し

そばのソファに腰をおろした。



「まぁ・・・・」



「邪魔しないから・・・ここにいてもいい?

・・・もうやだ・・・離れるの」



拗ねた顔で言い、下を向いてしまう。



「あんまり可愛いこと言うなよ。

自信ないよ、俺」



本当なら今すぐ立ち上がってまぁを抱き上げ自室で押し倒したい。



「ショウ?」



「明日起きるの昼過ぎでもいいか?」



「どうして?」

まぁが顔を上げた。



「まぁ、離れたくないんだろ?

俺もだよ・・・

離さないよ、一晩中・・・いいだろ?」



まぁの目を見ていうと、まぁは目をそらして



「ショウのばか・・・・」



小さい声で呟いて近くにあった本で顔を隠してしまった。



俺のまぁは本当に可愛くて

以前のまぁより感情表現が豊かだ。



俺はまだまだまぁの魅力を知らないんだな・・・。



でもそれは嬉しいこと。



こんなに好きなのに

好きがまだまだ膨らむなんて・・・・。





俺は集中するために、顔がにやけるのを我慢しながら

書類に目を落とした。



本当はまぁに

「本がさかさまだよ」って教えてあげたいけれど

こんなに飾らないまぁが見え始めたことが本当に嬉しくて

それを見ていたくて・・・



だから何にも言わず

一刻も早く今している仕事を片付けてしまおうと

頭をフル回転させ始めたのだった。














知らない方のために・・・

王子は人魚姫に恋をするの始まりはここ⇒ファッションモンスター原宿編1




別部屋はここ⇒秘密のおもちゃ箱