今回は、私の体調次第ということで、

次の日の予定も全くたてていませんでした。

分刻みで計画をたてたがるまぐ夫にしたら、

とっても不満だったことでしょうwww

 

次の日・・・・そこそこ元気だったので、

ホテルの写真展を覗いた時にちょっと耳に挟んだ昔の鉱山鉄道の駅へ寄ってみました。

 

今は線路は撤去され、きれいに整備されてサイクリングロードになっていて、

何組ものグループが自転車で走って行くのに出会いました。

35キロほどのサイクリングロードだそうで、信号はもちろんあるのですが自転車の専用道路が35キロって・・・・

『こりゃ~自転車好きにはたまらないかも~♪』

と思いました。

 

この時も、この駅のことを尋ねた消防署の職員の人が親切で、

車を停める場所に困っていたら、停めても大丈夫そうな場所を教えてくれたり・・・・。

(それも消防署のすぐ側で、「ここなら大丈夫ですよ」って・・・・)

 

少し歩くと見えました。↓


 

なんか時間が止まったようなこの景色・・・・。

いいなぁ~~~っ。

 

 

その後は車で南下。

備前焼きの里とやらへ・・・・・。

 

国道沿いは何度も走ったことがあるのに、この一本入った道が備前焼きの里だったとは知りませんでした(^_^;)

たぶん・・・・旧の国道はこちらだったのじゃないかな??

あまり広くない通りに備前焼のお店がいっぱいあります。

 

なんとピンクの壁!!www

扉の向こうはギャラリーです。

 

趣のある入り口です。

ここも入ったところに作品が並んでいます。

 

登り窯の煙突でしょうか?木の向こうに見えています。


 

道を散策中に見つけた喫茶店(ギャラリーも兼ねています)で

お茶とケーキを楽しんだ後、まぐ夫はそのコーヒーカップが気に入って

同じ形のコーヒーカップを購入。

 

いろいろ聞いていると、そのお店の方のお爺様が人間国宝だったのだとか・・・・。

 

ひょえ~~~!Σ(=°ω°=;ノ)ノ

 

 

その人の作品も飾られていますが(もちろん買えます)

お値段の桁が違いますって!!

 

そして、本家がもう少し西にあるのでそちらも訪ねてみてください・・・というお言葉に甘えてちょっと訪ねてみましたが・・・・・

 

いや~・・・・立派な門!!

 

ちょっと尻込みしそうでした(^_^;)

きっとあのお店の人と話をしてなかったら入りませんって!!www


 

作品をちょっと拝見出来たら・・・・と

ご自宅とは別の入り口から入り、ギャラリーを見ていると

年配の奥さんが出てこられて

 

家の方にも作品を飾っていますから

どうぞ・・・玄関から・・・

 

と・・・・・。

 

いえいえ・・・・ここで十分です。

 

と何度かお断りしたのですが、

気軽に勧めて下さるので、つい・・・・お邪魔しました(^_^;)

 

主にお茶の道具でしょうか・・・・。

お値段は目を見張るようなものばかりです。

 

正直・・・・・私のようなど素人が買うような

代物じゃないですヮ(^_^;)

 

でも、目の保養・・・・いろいろ見ていますと、

なんと、備前焼の湯呑でお茶を出してくださり、

なんと、今のこの家の主まで出て来てくださって

いろいろお話をしてくださいました。

 

土のこと、焼き物のことはもちろん、

先代(人間国宝ですよね(^_^;))のお話、

奥様は陽気に家族のことまで・・・・www

 

今のご主人(70歳ぐらいでしょうか・・・)は、

神戸や姫路の百貨店で個展を開かれたりしておられるとかで、お話の中で私たちが馴染のは百貨店の名前も・・・・。

 

でもね・・・・私たち・・・

こんな高価な焼き物を買えるような夫婦じゃないョ(^_^;)

こんなに気安くお邪魔して良かったのかしら??

 

しばらくお話を楽しんで、失礼してきましたが、

何とも奇妙な気持ちでした。

 

この方もその道で名の知れた作家さんなのに、こんなふらっと寄っただけの私たちの相手をしてくださって・・・・。よほど、GWが暇だったのかしら??www

 

その後、他のところでもいろいろお話を聞いたのですが、

今、備前焼きは一時期ほど売れているわけではなく、

窯元の中には経営が厳しいところも多いとか・・・・・。

バブルの頃は作れば作っただけ売れていたようですが、

今はそうはいかない・・・・・。

 

そもそも・・・・備前焼って私たちにとっては高価すぎて・・・・(^_^;)

 

私が欲しいのはちょっと手を伸ばせば買えるぐらいで、

ちょっと贅沢な気分で生活の中で使えるぐらいの物。

 

それでも、そんなにたくさん要るわけでもないものね~~(^_^;)

 

焼き物の里を訪ねて、はたしてこの先、こういう焼き物ってどうなっていくんだろう??って考えさせられました。

 

芸術品として??それだけではあまりにも寂しいような・・・・。

日々使えるものとして??それにしては値段が・・・・・。

 

多くの作家さんや職人さんを抱える備前・・・・。

この先はどういう方向に向かっていくのでしょうね・・・・。

 

行き当たりばったりで、なんだか釣瓶の家族に乾杯のような旅行になったんだけど、和気、備前の人って本当に出会った人みんなが優しくて、温かくて・・・・。

 

 

それと、私たち夫婦もそれなりの年齢になっているから、

いろんな人たちといろんな話が出来るし、いろんなお話をしてくださるんだろうなぁ~~・・・・と感じました。

特にまぐ夫・・・・・今回はブレザーを着てたので、

ちょっと品よく見えたのかも・・・・www