子供のいなかったじいさまとばあさまが、自分の垢をこすって集めたもので小さな人形を作ったことから始まる、このお話。ginger man
(食事中の方はパスしてね。)

本当の子供にするように、この人形にご飯を出してやると人形はご飯をパクンと食べた。
じいさまとばあさまは驚き、大喜びして毎日ご飯を出してやった。

何年かすると突然この人形が、
「おらに百かんめのかなぼうをつくってけろ」
(ちなみに百貫は375キロ位みたいです。)
と初めて声を出した。

この垢で出来た人形「こんびたろう」改め、ちからたろうが、
旅の途中で出会ったみどうっこたろう、いしこたろうとともに化け物退治をする痛快アクション昔話です。

ちからたろう


文は今江祥智氏、イラストは田島征三氏。
あとがきにも書かれていますが、見事にちからたろうが力強く、土臭く、生命力にあふれ描かれています。

以前ご紹介した『じごくのそうべえ』の絵を手がけた田島征彦氏と田島征三氏は双子の兄弟なのだそうです。
しらなかったぁ!!

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