Mahali Kumaha~rita!! -46ページ目
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ハンドバッグ屋にハマったきっかけ

今回は、

バッグ屋さんにハマったきっかけについて、

書いて見ようと思う。

ある百貨店での販売体験が、

バッグにハマるきっかけでした。


アルバイトで、ハンドバッグ問屋に通い、

半年が過ぎた頃、なんと名刺が渡され、

当時、取り引きを始めたばかりの、

新宿某O百貨店の営業を任されることになった。


値札の品番の確定や発行の為の書類など、

必要な物や書類が結構あり、

それらを頂きに行くことになったある日。


当時の会社の社長からの指示は、

たった一言、「大人なんだから、行け」(笑)

その他、具体的な指示はなし(笑)


とりあえず、O百貨店に向かい、

売り場で、その辺に立っている何人かに、

その事を聞いてみても「わかりません」と答えられ、

「そこの社員がわからないもん俺がわかるか~。」

みたいに思ったものだが、百貨店にいる人が全て、

百貨店の社員ではなく、

取引先からの派遣さんなどもいるということを、

後に知った(笑)


営業としての販売のデビュー戦は、

当時、めちゃくちゃに売れていて

1週間で1億円の予算をクリアーすると言われていた

「革の市」に参加することだった。


予算が大きく、

百貨店側も力を入れている催事だけに、

商品構成から、レイアウト、

各業者の確保すべき予算の提示など

バックヤードはバイヤーと他社営業さんとのやり取りで

ピリピリしていたようだ。

(新人の僕には、全くそのピリピリ感はわかりませんでしたが

各社営業さんは、かなり凹まされていた様で、愚痴を若い僕に

売り場で会うと、こぼしにきていました。)


その時のエピソードをひとつ。

当時、おっかないことで有名だったバイヤーに

事務所に呼び出された僕は、

白紙の売り場レイアウトの紙を見せられ、


バイヤー(Bと表記)と

アシスタントバイヤー(A.Bと表記)のお二人から、


A.B「御社には、このスペースを用意しましたが、

どうでしょうか?」

B「どうだ?」

僕「はい。ありがとうございます。

 よろしくお願いいたします」 


あまりの即答に。きょとん。

  

A.B「本当にいいの?この場所は、一週間で、予算700万だよ。

 他の営業の方々は、腰が引けてましたよ」

B「大丈夫か?予算の700万は行けそうか?」


またしても、即答。


僕「初めてなので、1日でいくら売れるか分かりませんし、そんなに良い場所なんでしたら、ラッキーですから、 やります」


お二方、苦笑していました。


数社、打診したらしいですが、700万って言ったら、

1日、100万売らなきゃいけない為、

皆さん、お断りしていたらしいです。

素人恐るべし。

普通は、初日以降、売上は尻つぼみになるので、

初日に300万近く売らないと達成できない

数字だったようです。

ちなみに、その「革の市」の結果は、

1週間で、880万円の売上。

販売員さんは、最強の布陣でしたし、

素人の僕をみんなが盛りたててくれて、

上々の結果でした。


この販売成功体験以来、

ハンドバッグにどっぷりハマって行くのでした。



つづく。

バッグ屋さんに勤めたきっかけ

ハンドバッグ屋さんに勤めたきっかけは、

大学6年目の時だった。

ご存知の通り、普通は4年です。(笑)

学費の為に、父の知り合いのバッグ屋さんに、

アルバイトに行ったのがきっかけだった。


百貨店問屋だったその会社は、零細企業で、

すぐに色んな仕事が回ってきた。

学生なのに、なぜかその年の6月には、名刺が作られ、

先輩に引っ付いて、百貨店周りの仕事を始めていた。


当時、百貨店の売り場でハンドバッグは、

とにかく売れた。

120㎝幅の棚が3台くらいの売り場で、

1日100万円は楽に売れてしまうのだ。


納品用の会社のダンボールは、

1ケースにハンドバッグが、

10本から15本は楽に入るものだったが

そのダンボールを、

毎日、店舗に10段ボールほど運ぶのと

販売・その日の売上報告書作成が、新人の僕の仕事だった。

ちょうどその頃、

リヤカーを引いてハンドバッグを売り歩いていたという

チョーベテランのメーカーのおじさんから、

接客について教わったことで、

面白い話があるので、紹介しよう。


始めから、

接客しても無駄と思われるお客様の話だ。

そのお客様の傾向とは、

サングラスをしている人

手袋をしている人

帽子を被っている人

だと言うのである。


は、色が見えないだろうというのが、根拠らしい。

は、風合いがわからないだろう。

は、意味不明(笑)長年の経験だそうだ。

実際、試したことがあるが、確かに、売れたことはないとは

言わないが、少なかった。


もし、

このブログを読んでしている人で、

販売のお仕事をしている方、

一度お試しあれ。

そして、結果なんかをコメントしてもらえると嬉しいです。


つづく。


ご挨拶

ホームページ開設にあたり、

デザイナーのブログから、

色々と情報を発信するのもいいんじゃないか?

と話は、あっという間に進み、


目の前には、広がるWordの空白ページ(笑)


はじめまして。

MAHALIのデザイナーの

鈴木信行です。



近頃、

困ったことにキチンとした文章を

書いた覚えが無い。

これはかなり、やっかいだ。


とはいえ、

美しいフォーマルバッグを作れるようになるには、

うん十年と時間がかかるというし、

また、経験を重ねた上の、熟練の技が、

その素晴らしいフォーマルバッグを作っていく。

と言うくらいだから…。


きっと、人に読んでもらう文章やブログも、

そんな経験と熟練の技が必要になるのだろう。

なんて思う。

このブログを始めるにあたり、

裁ち包丁で、革を裁断するように。

ミシンで、一目ずつ針を落とすように。

丁寧に書いていこうと思う。

気長にお付き合い頂けるとありがたい。

次回は、僕がバッグ屋さんに勤めたきっかけを、

書いてみようと思う。


つづく。


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