家族生活に役立つ知恵をご紹介します。 | まいけるのおうち

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なんとか続けてます。

久しぶりに昔の夢を見た。なぜか戸別訪問で布教活動してる夢。2冊の雑誌をおもむろに取り出し「家族生活に役立つ知恵が載っている情報をなんたらかんたら~」と家の人に向かって言っていた。その短い部分しか思い出せないけど、とっても必死になって言ってた気がする。

当時は聖書というものを根拠にそういう学ぶべき点があると自分でも思ってたわけだけど、今になってみるとそれは違うなあと思う。聖書の一部分に書かれていることは確かに役立つかもしれないが、それをどのように解釈しあてはめるかを論じてる人達がそもそも普通の家族生活をしてないから。

実際に仕事を持って働き、子育てをしている人から受けるアドバイスはけっこう役立つことが多い。それは経験から語られているからだ。一方、ものみの塔や目ざめよ!を執筆している人たちはどうなんでしょう? 長年ベテル暮らしでホテル住まいのような環境で、一般社会で働くこともなければ、子育ての経験すらない人が書いてるわけですよ。自分たちはそれを実際にあてはめたこともないのに。

家族生活の問題だけじゃなく、高等教育に関しても就職に関しても、信者以外の人とどのように接するかも、同じですよね。自分たちは現実問題としてそれらに対処する必要がないけど、アドバイスはしちゃうんですから。

どんなアドバイスを言われるにしてもその人自身が経験したことも自分がそのアドバイスを実践したこともない人から言われても、本当にそれでいいのか?と思っちゃいますよ。僕の好きな野球で言うなら「バッターボックスで構える時は脇をしめて軸足を意識して腰の回転を~(長いので中略)~しながら打つ!」とめちゃくちゃ詳しいアドバイスをくれる人がいるから、その人に「あなた自身の野球経験は?」と聞いたら「野球は見たことはあるけど、やったことはない。でもルールブックを読んだから分かる!」とか「野球の神様(←解説者のことか?)がそう言ってた」とか言ってるようなもので(笑)。ある程度の経験がなければ説得力も信憑性もゼロでしょ。で、そのアドバイスに従って結果が出なくても「自己責任でお願いします」と言われたんじゃ、あなたの存在って何?って話ですわ。


長々と書いちゃったけど、要は「JW信者のアドバイスって無責任」ってことですよ。実戦経験ゼロの人が思いつくことをありがたくあてはめても大した結果は出ないことは明白ですから。後悔しないためには、無責任な発言は適当に聞き流して、自分で考えて自分で判断することです。


こういうふうに書くと「統治体の兄弟たちには神からの聖霊が注がれてるのだから~」とよく言われるんですが、でも、彼らも不完全な人間なんでしょ? そう思いたい気持ちは分からなくはないですけど、現実を考えれば↑のような生活なわけですから。

そのアドバイスに従った結果を見た方がいいんじゃないでしょうかね? 神の聖霊を受けて書かれた出版物をクソ真面目に受け止めた結果、JW家族にはどのような現象が見られたんでしょうか? 本当に役立つアドバイスであるのなら子供がJWから離れることもないでしょうし、社会ともうまくやっていけるはずでしょうし、そもそも「真理ゆえの離婚」なんてのもなかったことでしょう。

「いや、そういうのは本人らに問題があったからでしょ」と聞こえてきますよ。ああ、やっぱりうまくいかないと自己責任にしちゃうのね(笑) もしくは「サタンの誘惑に負けただけ」とか。アドバイス自体が間違ってたという現実には絶対に目を向けないのですね。それでは進歩はないだろうなあ(笑)


自分の両親や親戚などを含め、長年いろんなJW信者さんを見てますけど、どこからどうみてもあんまり幸せそうじゃないんですよね。すごく無理している感が強くて、笑い顔はあっても本当の心からの笑いじゃない気がします。自らを律して、高い基準を持ってる人ほどそういう傾向が強いようです。逆に「この人、本当にJW信者なの?」って感じの人はそうでもないです。やはり何事もほどほどに、が大事なのだなあと思います。多分これからは後者のような信者が増えていくのだと思いますよ。そうじゃなきゃやってられないでしょうしね。



実戦経験ゼロの人が言うことなんか真面目に聞かない方がいいですよ、ってお話でした。