輸血問題Q&A | まいけるのおうち

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なんとか続けてます。

未だにJW信者さん及び擁護派の方が輸血拒否の正当性について書いてらっしゃるようですので、そういう書き込みを見たらこの記事をコピペして貼ってあげていただきたく、ちょっくら書いてみます。

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1) 輸血をしなくても代替療法がある!

答え:代替療法とは具体的に何を指すのですか?それは輸血が必要な事態に100%対応出来るものですか? その方法はデメリットは全くないのですか?


2) 医療関係者は輸血しなきゃならない状況になっても輸血の危険性を知ってるから輸血しないと聞いた。

答え:輸血による感染症や副作用があることを言っているだけで、医療関係者が輸血を拒否し他の方法を取るとは聞いたことがありません。もし、患者には危険な手法しか提示せず、自分たちは安全な方法を用いるのであれば、それは完全にインフォームドコンセント違反になってしまいますが?


3) JW信者は輸血を拒否しているので守られている。

答え:血液分画製剤を使用したりその使用を推奨している事実があるので、そうとは言えません。グロブリン製剤やアルブミン製剤は献血によって集められた血液から作り出されているのです。しかも1単位の製剤のために多いものであれば数万人の献血者を必要とします。人間由来の血液なのに、感染症の危険性を避けることは不可能です。



フィブリノゲン製剤によるC型感染の感染症の話題は記憶に新しいところですが、JW出版物では止血に有効なものとして「フィブリン糊」を使うことが推奨されていました。手術の際の止血剤としてはごく一般的な製剤ですから、JW信者で手術を経験なさってる方のうち一定数の人は感染しているものと思われます。


4) 輸血によって病気になったり死んだりしている人がいるのは輸血が悪い証拠だ。

答え:輸血によって助かっている命の方が数万倍は多いと思いますが? 輸血後に副作用に悩まされることもあると思いますが、それは生きてるからであって、輸血をせずに死んでしまっては元も子もありません。


5) 輸血した方が簡単にすむので医者は輸血しているのだ!

答え:現在、日本では輸血の在庫が慢性的に足りない状況です。「血液が足りません、献血にご協力を!」というアナウンスを年中耳にします。そういう状況下で輸血した方が簡単だからという理由で輸血の準備をする医者は1人もいないと言って良いでしょう。医者ほど輸血の危険性を認識している人種はいません。その医者が「輸血がなければ手術出来ない、万が一に備えて輸血の準備もしておきたい」というのはそこまで状況が追い詰められているということです。輸血に代わる方法で済むのであれば、最初からその方法でやるわけですから。


6) セルセーバーを使えば無輸血でも手術に対応出来るはずだ。

答え:回収式自己血輸血にはデメリットもあります。


a、どんな手術にも対応できるわけではない。ガンなどの場合は不適とされています。
b、血液が薄まるので手術中の心拍が上がることにより、体力の少ない老人子供には不適。
c、回収した血液が全て返血されるのは手術後何時間も経ってから。手術中にすぐに返血出来るわけではない。
  (ヘモグロビン値は手術中ずっと低いままです。血液が薄まってるのだから当然なのですが)


7) 無輸血手術の方が術後の予後も良いと聞いた。

答え:血液中の数値として血中に含まれるたんぱく質の数値(TP)というのもあるのですが、無輸血手術で血が薄まってしまうとTP値も低いままですので、縫合不全を起こしやすいというのは言うまでもない話です。傷口が癒着しやすくなってしまうというのは明らかにデメリットであると言えます。


そもそも輸血を必要とする人は無輸血手術が可能な人と比べ状態が悪いわけですから、比較対象として適当ではありません。





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思い出したらその都度、追加していきますわ(笑)