児童向けの小学館入門百科シリーズ
「名犬なんでも入門」
1974年刊行
子供の読み物と侮るなかれ!な一冊。
ペキニーズは登場しないけれど、興味深く読み応えがある。
◆40年前は、「室内で飼うとき」は「台所の洗い物受けのように、すのこのついた四角いバスケット」の中に「新聞紙を切ったもの」を入れて「排便させる」ですって。
ハムスターのトイレみたい!
◆「子イヌのしつけ」 は、「ピシッと叱り」「オーバーに褒める」。
「叱りすぎはよくない」「褒めすぎて失敗することはない」
これは今も同じだと思う。とても大切。
◆「イヌの血統書」
「アルファベット順の名前で、一腹の兄弟犬は全て同じ頭文字」
「一回目の子イヌなら頭文字は全てA」「二回目ならB」
私、マミを迎え入れるまで、このルールを知らなかった。
犬飼いの中では一般常識なのかな?
◆そして、
「イヌの歴史」
「野生動物が人に飼われると、長い間に少しずつ変化が現れてきます。その変化は顔の骨に見られ、鼻づらが短くなってくるのです。このことは、馬や豚でも知られています。」「化石を掘り出すと、それが野生の犬なのか、既に人に飼われた犬なのか、学者が見ればすぐにわかるのです。」
・・・つまり、
ペキニーズは、最も家畜化されている犬ってこと?
「家畜」って、「労働力として飼い慣らされた動物」だけじゃなく、「繁殖も含めた全ての生命維持活動を人の管理下に置かれるようになった動物」も含むのよね。ミツバチなんかがそれ。
ペキニーズも、まさに「繁殖も含めた全ての生命維持活動を人の管理下に置かれるようになった動物が家畜」だと思うの。
・・・で、一見、人間の管理下に置かれているようでいて、その立場が逆転しちゃってるパターンね。主導権がペキニーズに移っちゃってる。展開としては、ロボットに感情が芽生えて人間を支配しちゃった、みたいな。身近な話だと、スマホに振り回されてる現代人、でもいいわね。
「動物の家畜化」の行きつく先は、「人間の下僕化」よね。
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毎度毎度、同じ結論になっちゃうけど、
そんなペキニーズ達が、これまでのように、これからも、この先何千年も、むやみやたらと偉そうに存在出来るように、飼い主は責任を持って躾をし、生涯お世話し続けましょう、って話。
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書店巡りをしていると、「愛犬の友」11月号が目に入る。
マミジロウが載っているから。
どの書店でも、動物雑誌コーナーの近くには育児雑誌コーナーが。
そこに置かれているベネッセの育児系ムック本、なんと幼い頃のマミ兄(中学生)が表紙モデルを務めているのである。
故に今、書店に行くとマミとマミ兄(当時3歳)を堪能出来る・・・、
だけでなく、
新宿紀伊国屋の場合、私がイラストを担当した本も置いてくれている。
今や古本屋でしかお目にかかれない作品。
マミとマミ兄とわたし。
奇跡のタイミングで、次号の「愛犬の友」が発売されるまで、束の間のささやかな幸せ。
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今日はスリング散歩。
小道や坂道、裏路地、階段コースな気分だったから。
鏡越しに撮影。
「まだ撮るの?」と待つじろうならぬマミジロウ。
マミがどんな顔してるのか興味があり、
ノーファインダーで撮影。
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全行程抱っこだったにもかかわらず、
帰宅後、「偉いでしょ?褒めて!」の顔。
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偉そうで甘えん坊で歩かない素直なマミジロウ。
THE袖犬。
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パソコン、来月にようやく直る・・・。
早く・・・、絵・・・、描きたい・・・。