ちゃえる@年長

バドミントン歴通算3日。
サーブがほぼ入らないという状況でお察しなのだが、
「大会に出たら、焼きそばとお菓子もらえるよ!」
という一言で出場を決断。
前回は年齢制限で出れなくて、ねぇねの焼きそばがうらやましくて泣いたもんねー。

私としては、
勝敗はどうでもいいが、最後までちゃんとコートに立っててほしい。
泣いて逃げ出すのだけは避けたい
・・・というただそれだけ。

トーナメントを見ると、いきなり第一試合・・・。
うわぁ。
心の準備をしたり、他の子を見てルールを覚えたりする暇すらない。
開始前に、ちゃえるを連れてコートに。
「ここでやるんだよ。この線に立ってサーブを打つの。」
「えー、やらない。」
「・・・。がんばろうよ。」
「やだ。僕やっぱりやらない。」

途中で投げ出す以前に、最初から投げ出すちゃえる。
予想より上すぎる。。。

そこに、ちゃえると同い年の女の子がニコニコしながらやってきた。
「ねぇねぇ。ちゃえるくんは、4回勝ったら何を買ってもらえるの?」
4回?あぁ、トーナメントで優勝するための回数かな?
何も買うつもりはなかったが・・・
「スイッチ!スイッチ買ってあげる!!」

うわぁ~、何を言う・・・あたしの口。
そういうの嫌いなの。
なんか買ってあげるから頑張ってとか大嫌いなのに・・・
「ホント!スイッチ買ってくれるの?」
「優勝したらね。一番になったらスイッチ買ってあげる。」
「わかった!がんばる!」

うわぁ~~。
年長~小2のトーナメントでバドミントン歴3回のちゃえるが勝ち上がれるとはみじんも思っていないが・・・
そういうの嫌いなのにーーーっ。
バカバカ。あたしの口の馬鹿っ。

そんなわけで、ニンテンドースイッチに、見事にやる気スイッチを押されたちゃえる。
たまーに、打ち返したり(!?すげーーー!?)
たまーに、サーブ入れたり(!?まじで!?)
ちゃえるなりの奇跡を起こしたけど、ストレート負け。

ルールすらわかんない中、大人に囲まれて、よく頑張った!!
偉かった!!


私にかじりついて泣くちゃえる。
悔しかったね。でもがんばったね。もっと練習して上手になろうね。
 

「うわぁ~~~ん。スイッチ買ってもらえない~~~。」
・・・そっちですか?
だから嫌だったんだ・・・。