墓石の値引について | お墓の値段はいくら? 富山のお墓の営業マン・宮崎が正しいお墓の建て方を教えます。(富山・石川良いお墓研究所)

お墓の値段はいくら? 富山のお墓の営業マン・宮崎が正しいお墓の建て方を教えます。(富山・石川良いお墓研究所)

富山・石川でお墓の購入を考えてる方
関東や都市部、その他の地域で墓地を購入しようとしてる方、
お墓の営業マンならではのアドバイスをいたします。
気軽にお問い合わせしてください。

言えば少しは引いてくれると思います。


お墓は値切っていいの?
とか
お墓の値切り方、
という検索はけっこうあります。

実際のところ見積書を出して何も言わないでサインされる方は100人に1人もいないでしょう。

「いくらか引けんの?」とかと言いながらサインして下さる方はいらっしゃっても、見積もり価格のままで何も言わなかった人は過去に数人しかいらっしゃいませんでした。

極端な事を言えば墓石営業マンは値切られるというのは想定内でありまして、最初から高めの見積書を持参して行くのです。


墓石営業マンが見積書を作る時は以下の項目にあわせて作ります。


今まで何回も書いてますが、たくさんの記事の中から拾い起すのは大変だと思うので時々同じ話題で記事を書いています。
  • 値引きを前提とした価格設定
  • 競合相手を想定した価格設定
  • 同じ県内でも販売価格が違うのでその地域に合わせた価格設定
  • 値引きなしなので最初から安い価格での価格設定

支店がいくつもある石材店の営業マンや大きな石材店の営業マンは上記の事を頭に入れながら見積書を作ります。

しかし値引きなしなので最初から安い価格での価格設定、で見積もりを作ることは無いでしょうね。

郡部の地域密着型の石材店は客の方からやってくるし、極端な場合は見積もりも無しで「頼んちゃ」と言われ、「任せられ」で話が済んでしまう場合もありますがほとんどの場合は見積もりを作ります。

その時の状況において見積もり価格が決められます。
詳しく説明しますね。


値引きを前提とした価格設定


「1割~1.5割くらいの値引きくらいで大丈夫かな」と思って見積もり価格を決めます。
「分かりました」とか端数の値引くらいで契約をもらえたら「ラッキー!」って感じです。

「少しは値引いても良かったんだけど、、、最近は利益が少ない契約ばかりだから・・・」

というわけで皆さんは少しくらいは値引いてくれと言ってもいいでしょう。
競合が無い場合ですよ。
競合がある場合は少しばかりは価格を下げて来てるので。。
(時々、競合してるのに何でこんな高い見積もりを出してくるのかと思うくらい状況が読めてない石材店もありますけどね、笑)

「安くならないの?」と言わない人はいませんので、とりあえずは「ちょっと安くしてよ」と言ってみましょう。

もちろん民営霊園と寺院墓地は言ってもムダです。


競合相手を想定した価格設定


富山市○○地区なら○○石材店、
高岡市○○地区なら○○石材店、
などのように「競合してるな?」と感じたらライバル石材店の見積もり価格を想定して、その価格のちょっと下くらいの価格で見積もりを作ります。

これは過去の経験からくるものですし、初めての場合は上司に「○○石材って、○○石をどのくらいの才単価で持ってくるんですか?」と聞くこともあります。

とにかく情報です。

なので消費者は「談合してんの?」と思うくらい良く似た価格の見積書を手にするわけです。(笑)
これからいろんな要素で決めて下さい。

ダメだと判断するのは今言った事が前に聞いた事と違う場合です。
こういう時は無条件で切ってよいです。


同じ県内でも販売価格が違うのでその地域に合わせた価格設定


地方であれば郡部の石材店は高いと思っていいでしょう。
なので訪問するなら県庁所在地とか次に大きな市の石材店がいいかと。
(郡部の石材店に行く人は私のブログを読まない人なので、、、)

同じ県でも大きく地区が分けられていますよね、富山なら呉東と呉西みたいに。
実際にけっこうな価格差があるんですよ、才単価で。

どこが安くてどこが高いとは言えません。
いろんなところに支店を出されてる石材店さんに迷惑がかかりますから。

これはみなさんが自分で調べて下さい。
理由は簡単で知らない地域だと分からないからです。
富山や石川の方は知りたいなら私にメールをくださいね。(相談フォームからでもOK)

いろいろ調べてみてください、きっと新しい発見があると思います。

同じ県ではありませんが、群馬と栃木は安く販売してる石材店がいくつもあります。
私が埼玉県に住んでたら、、、、、、、、、、、



値引きなしなので最初から安い価格での価格設定


最初の見積もり価格から値引きなしのズバリの価格の見積書を出す場合で、私がこのケースです。

実際のところ最初の見積もり価格から1割くらい引けば(見積もり価格220万円を200万円にするとか)お客さんは喜びます。
儲かったような気がするからでしょう。
ところがそれは値引きを想定した見積書なのです。

「値引いてくれたから契約した」という人はけっこう多いです。

私の場合は値引きなしの見積もり価格ですからお客さんは喜ばれないと思いますか?
その反対なのです!
理由は簡単で値引きを想定した見積書とくらべ最初から安い見積もりなのでお客様は「何でこんなに差が出るんですか?」と聞かれます。

これ以降は私の営業にかかわりますので内緒です、申し訳ありませんが。
(私は同業者に読んでもらいたいのではないので、営業手法的なことは詳しくは言いたくないのです)


値引きを強要しすぎると起きる弊害とは?


かなりの値引きを要求してくる消費者もいます。
過剰な値引きは良くありません。

墓石営業マンに値引きをお願いしたとします。
見積もり価格の1割程度であれば想定内なのでOKです。

それ以上の値引きを要求された場合はいったん図面を引き上げます。
この意味は消費者は分かりません。

図面を引き上げると言う事は変更すると言う事です。
考えられるのは
  • 展示墓と一緒な寸法にする
  • 巻き石の幅を4寸から3.5寸にするなどして才数を削る
  • 安い中国工場に変更する

値引きすればするほど建墓はどんどん悪くなります。(笑)

値引きできるのはある程度まで、それ以上の過剰な値引きの場合は安く仕入れる事ができるものを探すのです。

展示墓と同じ寸法にするのは、それを使うためです。

才数を減らしたお墓を墓地でみるとしっくりきてないんですよね。
お墓のある個所の石の寸法を削ると極端に見栄えが悪くなる事があるんですが、そういうお墓を見たら悲しくなります。
石をワンランク(等級を落とすのではなく石を変更する)落として図面は変更せずに出来なかったのかと思います。

安い中国工場を使います。
扱ってる石もとうぜん良くない場合が多いです。
どこから仕入れてるなんて消費者はわかんないですからね。

このことも過去に何度か記事にしています。


値引きはしても良いですが過剰な値引きを要求するとロクな事はないと思いますよ。

あ、都市部の民営霊園と指定業者のある寺院墓地は値切るだけムダです。
嫌なら他の墓地を探して下さい。