2013年12月17日


大阪京セラドームで 30000人の観衆を前に タイガース復活コンサートが始まった。


ああ、この日を長いこと待っていたんだ。


GSブームの頂点にいて たった4年で解散した 昭和の あの時代のアイドルグループ


ザ・タイガース。


最初に沢田研二が「ザ・タイガースです」と言って頭を下げたとき


長かったなぁ、この日まで。と、感慨。多分スタジアムの全員が。


ステージの上も そして私たちもいろんな人生重ねてきた。


いろんな確執乗り越えて この日、この時間を迎えることができたと言う感慨。



オープニング、 上京前の大阪でライブハウスにいたときにもっぱらコピーしていた


ザ・ローリング・ストーンズの名曲「タイム・イズ・オン・マイ・サイド」でスタート、


ビートルズを始め 前半は当時演奏していた洋楽を披露。


メンバーが一人一人歌うスタイルで、互いを紹介。穏やかな幕開け。


そして、休憩、なんと30分。


演奏者も観客もアラカン以上だからいたしかたないか。



後半は「10年ロマンス」 デビュー曲の「僕のマリー」と続き、


アンコールまで一息に突っ走る。


青い鳥、廃墟の鳩、落ち葉の物語、モナリザの微笑 銀河のロマンス シーサイドバウンド


どれも歌える。44年たって 今回やっと参加した トッポ加橋かつみのソロが始まると


会場は水を打ったようになる。うー、私も涙出てきた。


ジュリーの「君だけに愛を」イントロのギターで全員が総立ち。


彼が会場のあちこちを指さすと その辺りの女性達が黄色い声を上げる、はずなんだけど


おばさん達、もう黄色い声でないんだな。これが。



あの頃、小学生の自分はコンサートに行くすべもなく

ライブ イコール不良だった時代。

半世紀も経って、やっと、オリジナルメンバーに会えるなんて もう奇跡としか言いようがない。


メンバーが全員元気で演奏もできて なにより、ここに自分もいる。


これって奇跡じゃね。

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